横浜F・マリノスのフレンドリールーム:全ての人にサッカー観戦の楽しみを
2025シーズン、横浜F・マリノスは「いちごpresentsフレンドリールーム」を開設しました。この取り組みは、特に知覚過敏や障がいを持つ人々が安心してサッカー観戦を楽しめる特別な空間を提供することを目的としています。
地域貢献の理念
このプロジェクトは、地域に根差したスポーツクラブとして、サステナブルな社会を実現する一環として誕生しました。マリノスは2019年から地域と共に街づくりを進め、スポーツだけでなくコミュニティ全体に貢献する活動を展開しています。これにより、地域の活性化を図ることを目指しています。
「いちごpresentsフレンドリールーム」は、日産スタジアムのテラスボックス席を利用したもので、特に一般席では観戦が難しい方々に向けたスペースを提供します。2025シーズン中に全4回実施され、11月30日には横浜F・マリノス対セレッソ大阪戦が行われ、一年の締めくくりとして多くの方々に利用されました。
安心して楽しめる空間
このフレンドリールームは、大きな音や強い光が苦手な方々のために設計されています。患者やその家族が過ごしやすく、落ち着いた環境で試合を楽しむことができるよう配慮されています。さらに、パラリンアートの絵画やマリノスのキャラクターのぬいぐるみ、ユニフォームが部屋を彩り、訪れる皆を温かく迎え入れます。
今回、横浜子どもホスピスから招待された2家族は、フレンドリールームで特別な体験をしました。試合の興奮を共有する中で、選手との交流も用意されており、選手たちと記念撮影をすることができたのです。家族の皆さんの感謝の言葉は、これまでの取り組みの意義を示すものでもあります。
家族の声
1組目のご家族は、「初めての日産スタジアムは少し不安だったが、スタッフの親切な対応に不安が吹き飛んだ」と感動を語りました。観戦中には娘さんが逆転ゴールに喜びを爆発させ、貴重な体験を手に入れることができました。さらに、選手たちとの素敵な交流が娘さんにとっての宝物となりました。
2組目のご家族も「スポーツ観戦に行く気持ちが湧かなかったが、この体験で喜びを感じられた」と振り返りました。スタジアムの臨場感は子どもたちにも特別な思い出をもたらし、また訪れたいという希望を語っていました。
次のステップ
横浜F・マリノスと地域の企業は、これからもみんなが手を取り合う豊かな地域社会の実現を目指し、スポーツを通じて喜びを提供し続けます。このような取り組みにより、より多くの人々がスポーツを楽しむ機会を得られるよう、引き続き努力していきます。
健康や事情で観戦が難しかった方々が、この取り組みを通じてサッカーを楽しむことができることは、地域全体にとっても励みとなることでしょう。
是非、これからの活動にもご注目ください。
お問い合わせ
詳細や今後の予定については、いちご広報担当までお問い合わせください。
電話番号: 03-4485-5515