持続可能な未来を切り拓く！stiiilllが2025年度グッドデザイン賞を受賞

千葉県東金市を拠点にする株式会社新和が展開するファニチャーブランド「stiiilll（スティール）」が、2025年度グッドデザイン賞を受賞したことが発表されました。グッドデザイン賞は、デザインを通じて社会への貢献を図ることを目的としており、受賞はデザインの革新性や持続可能性が評価されてのことです。

stiiilllの理念とデザインの背景

「stiiilll」は「Stay. Never waste. 使い続ける、決して捨てない。」を理念に、持続可能な社会の構築を目指した家具を提案しています。同ブランドは、特にオフィスや店舗移転の際に発生する大量の家具廃棄が問題視されている現状に対して、フレキシブルに対応できる「仮設的な家具」を提供しています。この柔軟性が、環境の変化に適応する家具の購入による資源の浪費を減少させます。

使用される革新的な素材

stiiilllの家具は、鉄の製造過程で生じる副産物を積極的に利用。通常の鉄製品よりも外観上の理由から流通が難しいこの副産物を、stiiilllは新たな資源として活用しています。これにより、リサイクル可能な素材を用いた持続可能なデザインが実現され、また、単一素材の採用による分別のしやすさも考慮されています。

製品の特徴と導入のメリット

stiiilllの製品群の中でも特に注目されるのが、以下の3つのプロダクトです。

1. shelf（シェルフ）
各種棚板と支柱から成るシステムで、ポールの突っ張りで内装を傷つけることなく設置可能。レイアウトも自由に変更でき、店舗やオフィスに合わせてカスタマイズしやすいのが特徴です。

2. box（ボックス）
スチール製のボックスは背面がないため、前後の配置を気にせず使用できます。その他のオプションと組み合わせることで、自由なカスタマイズが可能です。

3. leg（レッグ）
様々な高さで使用できるスタッキング可能な設計。これによりテーブルや陳列棚としても利用でき、柔軟な空間演出が可能です。