O-NESタワーの健康設計
2024-10-30 13:16:15

バンコクのO-NESタワーが健康と環境配慮でWELL・LEED両認証を取得

バンコクの最先端オフィスビル、O-NES TOWER



タイ・バンコクに、新しい大型賃貸オフィスビル「O-NES TOWER」が誕生しました。このオフィスビルは、健康とウェルビーイングに配慮した設計が評価され、国際的な認証制度であるWELL Building Standard(WELL認証)の「ゴールド」に加え、LEED認証(Leadership in Energy and Environmental Design)でも「ゴールド」を取得しています。これにより、タイ国内でWELLとLEEDの両方の認証を持つのは2例目、そして大林グループとしては初めての事例です。

健康を重視した設計



O-NES TOWERは、オフィスワーカーの健康を守るために、さまざまな取り組みを行っています。特に注目されたのは、高性能の空調フィルターを使用し、外気を効率的に取り入れるシステムです。さらに、照度センサー付きの電動ブラインドやグレアレス照明を採用し、快適な作業環境を提供しています。これらの取り組みは、微小粒子状物質(PM2.5)が問題視される現状において、特に重要な要素です。入居する企業にとって、従業員の働きやすさや働きがいの向上に寄与するでしょう。

また、O-NES TOWERは、入居テナント向けにウェルビーイングを促進する活動を提供しており、ビル内には緑豊かな屋上スペースが設けられ、フィットネスやヨガのイベントも開催されます。これにより、テナントの従業員は健康を意識したライフスタイルを実践できる環境が整っています。

環境配慮との両立



オフィスビルの環境性能についても、O-NES TOWERは高い評価を受けています。LEED認証においては、日射を和らげるための外壁ルーバーの採用や、個別空調システムの導入が評価されています。さらに、照明や空調、ブラインドのセンサー制御の導入により省エネ性能が向上し、エントランスロビーには床冷房システムが設置されています。これにより、快適でありながらも環境に優しい執務空間が実現されています。

プロジェクトの将来性



今後、タイ大林はO-NES TOWERでの成功を基に、バンコクにおいてさらに大型複合ビルの開発を計画しています。このプロジェクトの土地は、BTSラチャダムリ駅前に位置し、約9,000㎡の広さを誇ります。O-NES TOWERで得た知見を活かし、健康と環境に優しい不動産開発を推進する意向です。

大林グループの戦略



大林グループは、「中期経営計画2022」において、カーボンニュートラルやウェルビーイングの課題解決を重要な戦略として位置付けています。これに伴い、不動産開発事業においても、様々なアセットタイプの多様化や安定的なインカムゲインの確保を目指し、グローバル市場での優良資産の獲得に向けた取り組みを続けています。

O-NES TOWERは、その名の通り、オフィスワーカーに向けた健康的で快適な環境を整える先進的なビルとして、バンコクのランドスケープに新しい風を吹き込む存在となっています。今後の発展が期待されるこのプロジェクトに、ぜひご注目ください。


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会社情報

会社名
株式会社大林組
住所
東京都港区港南2-15-2品川インターシティB棟
電話番号

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