お年玉事情2025
2024-12-26 11:40:01

2025年お年玉調査結果が示すキャッシュレスの新潮流

新年の風物詩、お年玉事情を探る



社会の様相が大きく変化する中、2025年の新年が近づいています。お正月の伝統行事であるお年玉に関する調査結果が発表され、特にキャッシュレス決済を希望する人が過去最高となりました。株式会社インテージの調査によると、15歳から79歳の男女5,000人を対象に実施され、キャッシュレスでお年玉を受け取りたいと考える人は初めて3割を超えたという結果が明らかになりました。

キャッシュレス希望者が3割を突破



具体的には、お年玉をスマホのキャッシュレス決済でもらいたいと希望する人は30.5%に達し、2022年の調査から徐々に増加してきた流れが見えますが、急激な増加ではなく、今後の変化には注目が必要です。特に、20歳以下の若年層においてその傾向が強いことがわかりました。

あげる側の意識は現金手渡し



一方、「お年玉をあげる予定がある」と答えた人は、昨年とほぼ同じ46.6%でした。ここ数年は新型コロナウイルスの影響もあって家庭の集まり方に変化があったものの、回復してきた様子が伺えます。伸び悩む予算総額は昨年から微減し、中央値は24,775円に。これは2年間の増加がないことを示しています。

年齢別のお年玉金額



お年玉の金額も年齢によって異なりますが、小学校高学年には4,001~5,000円、高校生には9,001~1万円が主流となっており、年齢が上がるにつれ金額が増える傾向が明確です。このように、渡す側の年齢や状況によっても変動が見られます。

渡し方の選択肢に乖離



興味深いのは、実際にお年玉を渡す方法に対するギャップです。若年層の3割がキャッシュレスを望む一方で、実際に「現金手渡し」を選ぶ人は9割以上という結果になりました。キャッシュレス決済の利用はわずか1%程度で、振り込みも現金より多いという状況です。この背景には、現金を手渡すことへの情緒的な価値が強いことがあると考えられます。

キャッシュレス選択の理由



なぜそんなに多くの人が現金を選んでいるのでしょうか。その理由として、「現金の方が実感が湧く」との意見が多く、現金だからこそ感謝の気持ちが伝わると感じる方も多いようです。物価高が家計を圧迫する中、今後も手渡しのスタイルが根強く残る可能性が高いと考えられます。

結論



総じて、2025年の新年に向けて、お年玉は依然として現金でのやりとりが主流を維持しつつも、キャッシュレス決済の希望者が増えていることがわかります。来年の元日には、現金を手渡す場面が多く見られる一方で、キャッシュレス決済の動きもこれからどう変わっていくのか、今後の傾向が注目されます。


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会社情報

会社名
株式会社インテージ
住所
東京都千代田区神田練塀町3番地 インテージ秋葉原ビル
電話番号
03-5294-0111

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