欧米BL小説の新たな名作が登場
日本におけるBL文学ブームは、日々その広がりを見せています。そんな中、特に注目を浴びているのが、株式会社新書館によって運営されている「モノクローム・ロマンス文庫」です。2013年の創刊以来、欧米の男性間の恋愛を主題とした翻訳小説に特化してきたこのレーベルは、独自の視点で選んだ作品群を提供してきました。これまでの成功を受けて、今回新たなサブレーベル「Deep Edge LINE」を立ち上げ、その第一作として『花にして蛇シリーズ①アンヒンジ』が2025年1月10日に発売されることが発表されました。
Deep Edge LINEの魅力
「Deep Edge LINE」は、モノクローム・ロマンス文庫の中でも一歩踏み込んだキャラクターたちの深い関係性と大胆な描写を追求することを目的としたレーベルです。この新レーベルの特徴は、より複雑で時には刺激的な人間関係を描くことにあります。読者は、単なる恋愛だけでなく、より深い感情や心理描写にも触れることができるでしょう。このような新しい試みは、BL文学の境界を広げ、さらに多くのファンを魅了する要素となるでしょう。
『花にして蛇シリーズ①アンヒンジ』の内容
新作『花にして蛇シリーズ①アンヒンジ』は、著者オンリー・ジェイムスの手による作品です。物語は、父親を幼い頃に何者かによって奪われたノアの復讐心から始まります。ノアは努力の末に犯罪者アダムに辿り着きますが、彼は元モデルの魅力的な男であり、特殊なサイコパス兄弟の一員です。物語は、ノアがアダムに接する中で彼の意外な一面や愛を知り、この複雑な関係の中で2人がどう変わるのかを描いています。アダムはノアに惹かれていく一方で、彼自身が抱えるサイコパスとしての苦悩も描かれ、読者にとって新しい視点での恋愛物語となっています。
イラストは市ヶ谷モルが手掛け、美しいビジュアルも作品に華を添えています。ISBNは978-4-403-56060-6、価格は1,694円(税込)となっています。
今後の展開
さらに、2025年2月10日頃には『花にして蛇シリーズ②サイコ』も発売が予定されており、Deep Edge LINEの進展にますます期待が高まります。この新サブレーベルがどのような作品を展開していくのか、目が離せません。
各作品の詳細は、モノクローム・ロマンス文庫の公式サイトや公式Twitterで随時確認できます。BL小説の新たな潮流を感じながら、素晴らしい物語の世界へ飛び込んでみてはいかがでしょうか?
公式情報
これからも新書館からの新たな作品に期待しつつ、BL文学の魅力を再確認していきましょう。