市民公開講座のご案内
2024年2月3日、特別な市民向け講座が東京都千代田区で開催されます。これは、日本集中治療医学会が創立50周年を迎え、一般市民に向けて集中治療についての理解を深めることを目的としたイベントです。この講座は、参加無料で事前申し込みが必要となっており、医療従事者や一般市民が一緒に学ぶ貴重な機会です。
講座のテーマと内容
講座のテーマは「命のために。生きるのそばに。~集中治療の体験を語る~」。多様なプログラムが用意されており、特に重点を置いているのは、集中治療を受けた患者の体験から学ぶことです。具体的には、集中的な治療を受けた経験を持つパネリストたちの座談会が予定されています。この座談会では、集中治療後症候群(PICS)についても触れられ、具体的な体験談を通じて、集中治療がどのように生活に影響を与えるのかを考えることができます。
プログラム詳細
講座は、以下のプログラムを含む構成で進行します。
1.
演奏会: 様々な楽器による生演奏が行われ、リラックスした雰囲気を作り出します。演奏者には、内山ふみ氏や藤﨑美乃氏などが参加し、アヴェ・マリアやジュピターなどの名曲を披露します。
2.
講演: 和歌山県立医科大学の井上茂亮先生が、集中治療室での体験やPICSについて詳しく説明します。
3.
座談会: 元プロ野球選手や医療専門家たちが自らの経験を語り、集中治療の実際について話し合う時間です。
参加方法と申し込み
参加希望者は、2024年1月18日までに事前申し込みが必要です。申し込みは公式ウェブサイトを通じて行い、参加者には1月下旬に入場整理券が郵送される予定です。定員は300名で、興味のある方はお早めに申し込むことをお勧めします。
限定漫画の配布
講座の参加者には、漫画家の大橋裕之氏による特別な書き下ろし漫画『竜司』が配布される予定です。この漫画では、集中治療の重要性やチーム医療の理解が深まる内容が描かれており、多くの人にこのテーマを親しみやすく伝えることを目的としています。大橋氏の独自のスタイルで、集中治療の具現化を試みています。漫画は400部の限定発行で、講座後もウェブサイトでデジタル版が公開される予定です。
終わりに
日本集中治療医学会の理事長である西田修先生は、イベントを通じて「集中治療の重要性を多くの人に知ってもらいたい」と語っています。専門家と一般市民が共に学べるこの機会を是非活用し、集中治療の理解を深める一助としてください。
詳細情報は、
日本集中治療医学会のウェブサイトでご確認いただけます。