未来を描く子どもたちの夢と創造力が輝く表彰式
先日、NTTドコモが主催する第11回『ドコモ未来ミュージアム』の表彰式が盛大に行われました。このイベントは2002年から毎年開催されており、未来を担う子どもたちの夢を応援する創作絵画コンクールです。今年のテーマは「僕たち私たちの未来のくらし」。このテーマに基づき、3歳から中学生までの子どもたちが描く未来の姿が集まりました。
特筆すべきは、今回の応募作品数で、過去最高の121,064点が寄せられたことです。これらの作品の中から、厳正な審査を経て52名が選ばれ、表彰されました。表彰式の会場では、今までの受賞者である青木宏樹さん(大学4年生)や鈴木友唯さん(美術大学1年生)の作品も展示され、これまでの10年の活動を振り返る素晴らしい機会となりました。
審査員の総評と作品選定
審査員として参加した洋画家の城戸真亜子さんは、年々作品のクオリティが向上しているとし、特に子どもたちの自由な発想と色彩感覚に感心していました。「楽しんで取り組む姿勢が見える作品を選びました」と彼女は述べています。
また、デジタルハリウッド大学教授の南雲治嘉さんは、12万近い応募があったことを文化的なうねりと捉え、受賞作品選定のポイントは、技術や表現力、心象的美しさ、生活に密着した発想力の3つであるとコメントしました。アートが人々の心を豊かにする力があることを感じさせる発言です。
受賞者の感想と未来の夢
今回のコンクールで受賞した子どもたちの感想は非常に興味深く、彼らの未来への想像力が見えてきます。絵画部門でドコモ未来大賞ゴールドを受賞した宮坂さくらさん(10歳)は、「まさか自分が受賞するとは思っていなかったのでとてもびっくりしました」と話し、携帯電話が手のひらになるという自らのアイデアを描いたことが評価されたことに感動していました。
一方、デジタル部門で受賞した小林大成さん(11歳)は、「パソコンを使うのは難しかったけれど、一生懸命描いた絵が評価されたことが嬉しい」と喜びを露わにしています。どちらの受賞者も、自らの夢を形にする過程で感じた喜びを語ってくれました。
受賞作品は、ドコモ未来ミュージアムの公式ホームページ(
http://www.docomo-mirai.com/)で公開されています。子どもたちの新しいアイデアや想像力が詰まった作品は、未来の可能性を感じさせてくれます。今後もこのような活動が続いていくことで、より多くの子どもたちが自分の夢を追い求め、創造力を発揮できることを願っています。