福山城で中高大生による文化祭「福山フェス」がついに開催！

福山城で開催される「わたしたちの福山フェス」

2024年8月7日、福山市のシンボルである福山城で「第1回わたしたちの福山フェス」が開催されます。このイベントは、福山市の中学・高校・大学生からなる実行委員会が企画・運営し、地域社会のサポートも受けながら進行します。

このフェスは、福山市の若者たちが学校の枠を越えてお互いに交流し、協力する場として位置づけられています。新型コロナウイルスの影響で、顔を合わせる機会が減少していた中、学生たちが積極的に集まる機会を設けたいという希望から生まれました。

学校を超えた新たな挑戦

福山市の若者たちは、2022年から始まった「自分たちの居場所を作りたい」という思いから、地域とのつながりを深める活動を行ってきました。この過程で、様々な学校の友人たちと出会い、共に挑戦していく機会を得ました。しかし、リアルな交流の機会が制限されていたため、2024年1月に開催された「第2回福山生徒会サミット」から実行委員会が発足し、交流の復活を目的に「わたしたちの福山フェス」が計画されました。

特にこのイベントでは、令和6年1月1日に発生した能登半島地震への支援として、イベント収益の一部を寄付し、地域社会への連帯感を強化することも計画されています。

多彩なイベント内容

福山フェスでは、中学・高校・大学の学生たちがそれぞれのアイデアを基にブースやステージを展開します。具体的には、飲食ブースやワークショップ、科学ショーなど、多岐にわたる内容が盛り込まれています。学びや楽しみ、社会貢献をテーマに、学生たちが一丸となって準備を進めています。

具体的な出店内容

- 飲食ブース：かき氷、わたがし、飲み物などの販売。
- ワークショップ：ヨーヨー釣りやうちわ作りの体験。
- 科学ショー：科学部による面白い実験やパフォーマンス。

さらに、福山フェスは一般開放されており、誰でも自由に参加できます。このように、地域の皆さんが参加しやすいイベントになるように配慮されています。

学生たちの努力と意気込み

このイベントの成功に向けて、実行委員会の学生たちは毎日夜遅くまでミーティングを重ね、準備を進めています。チラシ作成やブースの設営、パンフレット作成、SNSでの情報発信など、役割を分担し、協力し合っています。

さらには、学生たちは自ら資金調達にも取り組み、福山夜店に出店してイベント開催資金を集めています。初めての挑戦に戸惑いながら、それでも諦めずに努力し続ける姿勢が伺えます。

当日は、自分たちの作り上げた空間で、多くの人々に楽しんでもらえるよう、心を込めて準備したイベントを提供し、学生たちが新たに得た友情や協力の形を体現することができるでしょう。