Ableton Live 11の新機能とLive 10の特別セール
音楽制作の現場で人気のあるソフトウェア、Ableton Liveが新たにバージョン11を発表しました。この新バージョンは、録音やパフォーマンス、アイデアの模索など、音楽活動のあらゆるニーズに応えることを目指して設計されています。また、Live 10については、バージョン11の発売に伴い20%オフで販売されています。以下に、新たに追加された主要な機能について詳しく見ていきましょう。
複数の演奏テイクの編集機能
新たに追加されたコンピング機能により、演奏した音声やMIDIを複数のテイクとして録音し、その中から最良の部分を選択して組み合わせることが可能です。この機能により、独創的なフレーズや音作りを実現できるようになります。また、MIDI演奏にも対応しており、さまざまな楽器の表現力が一層広がります。
MIDIポリフォニック・エクスプレッション(MPE)
Live 11では、各ノートの演奏表現を柔軟に変えられるMPEがサポートされます。これにより、音色の微妙な変化や異なるコードへのモーフィングが容易に行えるようになります。専用のエクスプレッションビューを使うことで、ノート毎にピッチやスライド、プレッシャーを調整し、新しい音をデザインする楽しさが増しています。
新しいデバイス
Hybrid Reverb
コンボリューションリバーブにアルゴリズミックリバーブを組み合わせた新しいデバイスで、現実の音響環境から物理的に不可能な空間まで表現できます。自然な響きが欲しい方や、独自の音空間を探求する方には最適です。
Spectral Resonator / Spectral Time
Spectral Resonatorは入力音を細かく分解し、全く異なる響きを生み出すデバイスです。一方、Spectral Timeは、音を周波数ベースで処理し、ユニークなエコーや効果を実現します。これらの新機能は、音楽制作に 新たな創造性をもたらします。
パフォーマンス向け機能の向上
Live 11は、リアルタイムでテンポを追従できる機能も備えています。バンドの演奏に合わせてLiveのテンポが自動的に調整されるため、生演奏のダイナミクスをそのまま体感できる環境が整います。また、マクロスナップショット機能により、保存した設定をすぐに呼び出すことができ、ライブパフォーマンスをよりスムーズに行うことが可能です。
偶然性を取り入れた制作
新たなノート発音率やベロシティ変化率の設定ができるようになり、メロディーやドラムのフレーズをダイナミックに変化させることも可能です。さらには、高機能なフォローアクションの追加により、アレンジの多様性が広がります。
音源の追加
新たに登場するVoice BoxやMood Reel、Drone Lab、Upright Pianoなどの音源は、さまざまな音楽スタイルに対応できるものとなっています。これらの音源は、制作の幅を広げる重要な要素となるでしょう。
Live 10の20%オフセール
Live 11の発売に合わせて、現在Live 10が20%オフで購入可能です。また、この期間中にLive 10を購入した場合には、Live 11への無料アップグレードが適用される特典もあります。この機会にぜひ導入を検討してください。
価格と発売日
Ableton Live 11は2021年初春に発売され、各地の販売店や公式ウェブサイトで購入できます。ダウンロード版の価格は以下の通りです。
- - Live 11 Intro: 10,800円(税込)
- - Live 11 Standard: 48,800円(税込)
- - Live 11 Suite: 80,800円(税込)
まとめ
Ableton Live 11は、新機能やデバイス追加により楽曲制作の新たなステージを提供するソフトウェアです。特にMPEやパフォーマンス機能の向上は、ユーザーにとって大きな魅力となるでしょう。また、Live 10の特別割引は、これから音楽制作を始める方にも嬉しいニュースと言えます。このチャンスを活かして、自分だけの音楽を生み出してみてはいかがでしょうか。