協同が未来を切り開く！国際協同組合デーに開催されるシンポジウムのご案内

協同が未来を切り開く！国際協同組合デーにシンポジウム開催

2025年を国際協同組合年とすることが決定し、各地で協同組合の重要性が注目されています。日本国内のさまざまな協同組合組織が協力し、2025年国際協同組合年全国実行委員会を結成。この委員会は、SDGs（持続可能な開発目標）に関連する社会的な課題への取り組みを重視し、連続的なシンポジウムを開催しています。

特に第4回目のシンポジウムは、7月5日（土）の国際協同組合デーに「SDGｓと協同組合」というテーマで、午前と午後の2部構成で行われます。参加者はオンラインで参加でき、SDGsや協同組合に関心のある方々にとって貴重な機会となるでしょう。

シンポジウムの概要とプログラム

主催者

このシンポジウムは、一般社団法人日本協同組合連携機構の事務局を持つ、2025国際協同組合年全国実行委員会によって実施されています。また、一般社団法人SDGs市民社会ネットワークの協力も得ており、広い視野からの議論が期待されます。

開催日と時間

- 日時: 2025年7月5日（土）
- 第一部: 10:30～12:15

テーマは「SDGsと協同組合～実践状況、達成への課題と期待」

- 第二部: 13:30～15:00

テーマは「持続可能な暮らしのために、先人から学び、未来へつなぐ～協同組合の父賀川豊彦とSDGs」

参加費用

参加は無料ですが、会場参加は定員に達したため、オンラインまたは後日のオンデマンド形式で参加可能です。

プログラムの詳細

第一部: SDGsと協同組合

このセッションでは、さまざまな専門家が登壇し、SDGsの現状や協同組合の役割について報告します。具体的には、慶應義塾大学の落合航一郎様がSDGsに対する学生の視点や期待について、また、恵泉女学園大学の大橋正明様が市民社会組織におけるSDGsの位置づけについてお話しします。さらに、全国社会福祉協議会の村木厚子様が日本の社会福祉と協同組合の関わりについても触れ、最後に一般社団法人日本協同組合連携機構の比嘉政浩が具体的な取り組みを示します。
参加者によるパネルディスカッションも行われ、様々な意見やアイデアが交わされることでしょう。

第二部: 賀川豊彦とSDGs

このセッションでは、協同組合の父とされる賀川豊彦についての議論が展開されます。賀川豊彦の理念や功績は、現代のSDGsにどのように生かされているのかがテーマです。公益財団法人賀川事業団の石部公男様が、彼の業績と北欧の事例をもとに報告します。また、大阪大学の斉藤弥生教授が北欧における福祉社会と協同組合の関連性を説明し、生活クラブの伊藤由理子様が実活動としての「ローカルSDGs」について報告します。
このセッションもまた、パネルディスカッションによって盛り上がりを見せるでしょう。