スタメンとNeUが提携、新たな安全運転支援サービスを展開
株式会社スタメンと株式会社NeUが連携し、運転リスクを低減するための新しいサービス『TUNAGで脳トレ』を開始しました。この提携は、物流業界においての安全運転を支援し、ドライバーの運転技能向上を目指すものです。両社は、ドライバーの安全運転寿命を延ばし、事故リスクを減少させることを使命としています。
物流業界の課題
現在、物流業界はEC市場の成長に伴い、取扱量が増えています。しかし同時に、慢性的なドライバー不足と高齢化が深刻な問題として浮上しています。この状況は2024年の問題とも言われ、さらに厳しさを増すことが予想されています。これにより、ドライバー不足が事故のリスクにも影響を与えるため、企業としても早急な対策が求められています。
TUNAG for LOGISTICSの役割
スタメンの提供する『TUNAG for LOGISTICS』は、物流企業向けのデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるためのツールです。スマートフォン一つで、組織全体のデジタル化が図れるこのシステムは、情報共有、報告、社内交流、そして人材育成など、組織の様々な課題を解決する機能を搭載しています。これにより、物流企業は安定した組織を構築することが可能です。
課題解決のための新しいサービス
物流企業から寄せられた意見には、安全運転指導や育成に関する様々な課題があります。対面での研修は手間とコストがかかり、一時的な効果しか実感できない場合が多く、定期的な実施が難しいという問題が指摘されています。また、施策の効果が定量的に測れないために費用対効果も不明瞭です。
このような課題に応える形で、NeUの先進的なブレイン・ヘルステックソリューションを取り入れ、脳トレーニングアプリ『TUNAGで脳トレ』を提供開始。アプリを使って短時間で運転に必要な認知機能を鍛えることができ、安全運転技能の向上が期待されています。
『TUNAGで脳トレ』の特徴
このサービスは、スマートフォンから簡単にアクセス可能で、1回1分での脳トレを提供します。ゲーム感覚で行えるため、通勤時間や休憩時間のスキマを利用して手軽に実施できる点が特徴です。運転技能向上に繋がるため、多忙なドライバーにも嬉しいポイントです。
未来への展望
今後、スタメンはユーザー体験の向上に向けて、TUNAG for LOGISTICSとの連携を強化し、新たな機能追加を検討しています。また、物流業界だけではなく、運転能力が求められる様々な業界にもこのサービスを展開することが目標です。
NeUの紹介
NeUは、東北大学の研究室と日立ハイテクが協力して設立された企業で、「認知脳科学」を基にしたブレイン・ヘルステックソリューションを提供しています。安全運転支援を通じて人々のQuality of Lifeの向上を目指しています。
まとめ
スタメンとNeUの提携により、物流業界の安全運転を支える新たなサービスの展開が期待されています。この取り組みが運転リスクの低減とドライバーの運転技能の向上に寄与することで、業界全体の安全性が大きく向上することが望まれています。