Keeper Securityが発表した新しいメモリ保護ソリューション
サイバーセキュリティ業界で注目を集めるKeeper Securityが、Windowsエンドポイント向けに「Keeper Forcefield™」を発表しました。このソリューションは、近年増加しているメモリベースの攻撃からユーザーを守るために開発された画期的なもので、業界初の試みとなります。近年、フィッシング攻撃などにより侵入したマルウェアが、アプリケーションのメモリから機密情報を抽出する手法が確認されており、これに対抗するためにForcefieldはカーネルレベルでの保護を実現しています。
フォースフィールドの機能と特長
フォースフィールドは、カーネルレベルのエンドポイントセキュリティ製品であり、ユーザーレベルおよびカーネルレベルの両方でリアルタイムのメモリ保護を提供します。この製品は、インフォスティーラーのような情報窃取型マルウェアや、ファイルレス攻撃、そしてゼロデイ攻撃といった新しい脅威に対しても対応できるように設計されています。
特に注目すべきは、その動作の軽量さです。従来のアンチウイルスやEDRと異なり、フォースフィールドはシステムパフォーマンスに影響を与えることなく、リアルタイムで不正アクセスをブロックします。これにより、企業はデバイスを安全に保ちながら、業務の効率を保つことが可能になります。また、管理者はKeeperのデスクトップアプリケーションを通じて、簡単にフォースフィールドのオン・オフを切り替えることができます。
新たな脅威に対する防御策
Keeper SecurityのCTO、クレイグ・ルーリー氏は「フォースフィールドはエンドポイントセキュリティの盲点を埋める存在であり、管理者権限なしでもメモリから情報を抽出できるマルウェアへの効果的な防御策です。」と述べています。フォースフィールドは、信頼されたプロセスと不審なプロセスをリアルタイムで識別し、正当な動作を妨げることなく、不正行為を遮断します。
主要機能
- - カーネルレベル保護: 保護対象アプリケーションへのメモリアクセスを常時監視・制御
- - 選択的メモリ制限: 不正なプロセスからのメモリの読み取りをブロック
- - スマートプロセス検証: 信頼済みおよび未確認のプロセスをリアルタイムで識別
- - システムパフォーマンスの維持: アプリケーションの動作に影響を与えずに稼働
対応環境
Keeperフォースフィールドは、以下の保護対象Windowsアプリケーションと連携して動作します。主な対象アプリケーションには、主要なウェブブラウザ(Chrome、Firefox、Edge、Braveなど)、およびKeeperの各種ソフトウェア(デスクトップアプリ、ウェブボルトなど)があります。なお、対応OSはWindows 11のx64およびARM64版です。
組織向けの展開
企業環境においては、既存の管理ツールを活用して迅速に展開が可能で、組織全体への保護を数分で実現できます。これにより、スケーラブルでかつ一貫性のあるエンドポイント防御が実現されます。
Keeper Securityの成長
Keeper Securityは、世界150カ国以上でセキュリティソフトウェアを提供し、ゼロ知識とゼロトラストを基盤にしたセキュリティの先駆者として知られています。その主力製品、KeeperPAMはAIを搭載しており、包括的なサイバー攻撃から利用者を保護します。特に、特権アクセス管理の分野では、その革新性が高く評価されています。
新しい脅威に対抗するための確固たる対策として、Keeperフォースフィールドは、個人ユーザーや企業にとって大きな価値を提供します。詳細やダウンロードは公式サイト(www.keepersecurity.com/forcefield-endpoint-protection)を訪れてご確認ください。