三陽山長、革の本来の個性を生かした新作紳士靴登場

三陽山長、革の個性を活かす新作の紳士靴

三陽商会が展開する高級紳士靴ブランド「三陽山長」から、『革を大切に使い切る』という新しいコンセプトに基づいた革靴シリーズが登場しました。この新作は2025年6月20日に、千葉県木更津市の「三井アウトレットパーク木更津」にオープンした同ブランド初のアウトレット店で販売が開始されます。このシリーズでは、これまで高級靴の美観のために使われてこなかった革の自然なシワや血筋、傷跡といった天然の特徴を大いに活用しています。

高級靴シリーズの新たな視点

従来、革靴の製造にあたっては、牛革の表面に自然に形成される模様や傷などを均一化する加工が行われることが一般的でした。そのため、革の本来の風合いが失われることが多かったのですが、「三陽山長」はこのトレンドに挑む新たな試みを行っています。残革を積極的に使用し、革の個性を大切にした製品づくりを目指しているのです。

革を無駄にしない製品設計

「三陽山長」の新たなシリーズは、レギュラーラインで使用しなかった部分の革を利用することで、よりリーズナブルな価格帯での提供を実現しました。高級素材を余すことなく利用する姿勢は、環境への配慮ともいえます。また、同シリーズはレギュラーラインと同様の製法で丁寧に作られ、質の高い履き心地が確保されています。

こだわりの製法と品質

靴の製造には、グッドイヤーウェルト製法を採用し、長期間の使用が可能です。この製法は、アウトソールの交換が可能であり、耐久性にも優れています。靴工場では、熟練の職人が一貫して全工程を担当することにより、品質管理が徹底されています。この工房における職人技術が、「三陽山長」の品質を支える重要な要素となっています。

商品概要

新たな紳士靴シリーズは、ストレートチップやダブルモンクストラップなど、5タイプのデザインがあり、カラーは主にブラックとブラウンです。展開サイズは24cmから27cmまであり、税込価格は6万6000円からスタートします。アウトレットストアでの販売により、より多くの人に手に取りやすい内容となっています。