キヤノンITS、新たな外国送金業務機能を発表
キヤノンマーケティングジャパングループの一員であるキヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、2025年4月から「EDI-Master Cloud for AnserDATAPORT®接続サービス」の新機能として、外国送金業務に特化したオプション機能の提供を開始することを発表しました。この新サービスは、ISO20022準拠に対応しており、企業が外国送金業務に必要な機能を迅速に導入できるよう支援します。
背景
企業が国際的にビジネスを展開する際、外国送金業務は不可欠です。国内企業から海外企業への送金は、SWIFTネットワークを通じて行われますが、近年の規制強化や送金処理の迅速化により、新たな国際標準規格ISO20022に準拠した電文フォーマットへの移行が求められています。この転換期において、キヤノンITSは企業の円滑な移行を可能にするため、必要な機能をクラウド上で提供することを決定しました。
提供される機能
1. 外国送金通信オプション
このオプションでは、外国送金に必要な通信機能やデータ作成、結果データの取得をサポートします。この機能を利用することで、企業は複雑な手続きを簡素化し、迅速に送金業務を行うことができるようになります。
2. 外国送金変換オプション
ISO20022フォーマット(XML)へのデータ変換を行うこのオプションにより、基幹システムの改修にかかるコストを大幅に削減できます。これにより、企業は既存のシステムを活かしつつ、新しいフォーマットへの対応をスムーズに行うことができます。
3. クラウド上での回線利用
キヤノンITSは、提供するサービスによって、Connecure®回線の敷設や運用の負担を軽減します。お客様は自社で新たに回線を用意することなく、簡単にAnserDATAPORT®との接続が実現できるのです。
4. 国内ファームバンキングにも対応
国内のファームバンキングで広く使用されている全銀TCP/IP手順に対応しており、これまで以上に利便性を向上させています。
今後の展望
キヤノンITSでは、この新機能の提供を通じて、企業がISO20022に準拠した外国送金業務への移行を円滑に進められるよう努めていきます。迅速な市場の変化に対応し、継続的にお客様の声を反映させながら、さらなるサービス改善を目指しています。
価格と発売日
- - サービス名: EDI-Master Cloud for AnserDATAPORT®接続サービス
価格: 10万円/月(税別)
発売日: 2023年5月15日
- - 外国送金通信オプション・変換オプション: 別途見積もり(提供開始:2025年4月)
このサービスにおいては、EDI-Master Cloudの基本サービス契約が必要となります。詳細はキヤノンITSの公式ウェブサイトにてご確認いただけます。