カルビーの「Body Granola」にAI接客ソリューションを導入

カルビーの新展開：AI接客による「Body Granola」の進化

カルビーは、健康を意識した個人向けグラノーラプログラム「Body Granola」に、NTTコノキューが提供するAI接客ソリューション「NTT XR Concierge」を試験的に導入しました。この取り組みにより、顧客へのサポート体制が強化され、利用者の満足度を高めることが期待されています。

Body Granolaとは

「Body Granola」は、自分自身の腸内環境を踏まえてオリジナルのグラノーラを作成できるサービスです。カルビーは、腸内環境の検査から得られるデータを基に、個々に最適なグラノーラを家庭に届けます。このサービスは、2023年4月にスタートし、すでに2万人以上のユーザーが腸内フローラの検査を受けているとのことです。

さらに、カルビーは腸内環境に関する研究を進めるために、メタジェンやサイキンソーと協力し、詳細な検査を行っています。これにより、科学的根拠に基づいた効果的な食品を提供し、顧客の健康をサポートします。

導入の背景

最近、Body Granolaのカスタマーサポートに寄せられた多くの問い合わせの分析が行われました。その結果、「よくある質問」に関する内容に対しても多くの質問が寄せられていることが明らかになり、よりスムーズに疑問を解決するためにAI接客の導入が決定されました。これによって、ユーザーは自分のマイページから簡単に質問をし、素早く回答を得ることが可能になります。

また、カルビーのグラノーラのユニークな製造プロセスや味の工夫についても、ウェブ上でのコミュニケーションを通じてアピールすることが可能になるため、一層のユーザー体験向上が見込まれています。

試験導入の概要

導入されたNTT XRコンシェルジュは、Body Granola会員専用のマイページに配置されており、ユーザーは簡単に多くの質問に対する即時対応を受けられます。また、開発秘話や詳細なコンテンツの案内も行うことで、顧客に対するサービスの充実を図っています。このAIアバターは音声や画面タッチでの質問に対応し、必要に応じて有人サポートへ切り替えることも可能です。

今後の展開

今後、カルビーはBody Granolaの更なる進化に向けた計画を進めていく予定です。腸内細菌を模したキャラクターアバターによる案内や、生成AIを活用した新しいコンテンツの展開など、多様なアプローチで利用者の期待に応えていく方針です。

NTT XRコンシェルジュの特徴

NTT XRコンシェルジュは、AIアバターによる接客体験を提供するソリューションであり、ユーザーが求める情報を音声とテキストで提供します。多言語対応やデザインのカスタマイズもでき、多様なニーズに応えることが可能です。

このように、カルビーとNTTコノキューのコラボレーションにより、これからの「Body Granola」のサービスがどのように進化していくのか、その動向が非常に楽しみです。顧客の健康と快適な生活を支えるこの新たな試みが、いかに多くの人々に喜ばれるのか、今後の展開から目が離せません。