音楽と漫画が交差する！Leisuと山田ギャル神宮が語る新曲「untake」

2024年12月18日、音楽シーンで注目を浴びるLeisuと山田ギャル神宮が新曲「untake」をリリースします。彼らは「GALPUNK✰彡」に続くダブルネーム作品で、音楽に幅広いジャンルを織り交ぜたスタイルで知られています。今回の楽曲は、著名な漫画「東京喰種（トーキョーグール）」から強い影響を受けており、その中で描かれる生きづらさや居場所の大切さが色濃く反映されています。

打ち明けられた個々の想い

「untake」は、主人公の金木研が人間と喰種の狭間で抱える葛藤を象徴しており、アーティストであるナルシスたちの生活がどのように社会の歯車から外れながらも希望を持っているかがテーマになっています。Leisuは、「東京喰種」が描く疎外感や居場所を求める姿が、自分たちの感情と重なり合っていると言います。彼らは、音楽を通じて「居場所」を提供したいと強く願っています。

「untake」というタイトルは、漫画に登場する喫茶店「あんていく」から命名されており、そこは金木が初めて受け入れられた場所でした。このことに触れ、山田ギャル神宮は、「私たちの曲やライブが来る人々にとっても居場所となるように、という想いが込められています」と語ります。

制作の背景や過程

制作のスタートは、Leisuが参加したイベント「Paranoid」での特別な曲作りという参加条件から始まりました。彼らは緊張感のある忙しいスケジュールの中、イベントの3日前に曲を完成させることに成功しました。彼らが選んだビートは非常に似通っており、より落ち着いたトーンのサウンドを採用することになりました。

また、楽曲のプロデュースには、Viryknotが加わり、シューゲイズの影響を受けた重厚感のある仕上がりとなっています。プロデューサーからの提案で、曲の構成が変わるなど、緊密なコミュニケーションが実を結んでいます。

リリックにまつわる工夫

「untake」には「東京喰種」のセリフがサンプリングされており、山田が自らの感情を反映させた日本語の深さを体現したリリックが特徴です。また、二人の掛け合いやコーラスが組み合わさった構成で、観客と一体感を持たせる工夫がなされています。聴きどころは、彼らのスムーズな掛け合いと、サンプルに込められたエモーションです。

未来への展望

Leisuと山田ギャル神宮は、音楽を通じて共感や感情を届けられる居場所を目指しています。彼らの音楽コミュニティは、孤独を抱えた人々にとっての支えとなり、今後も音楽シーンの中での独自の位置を確立し続けることでしょう。「untake」は、新たな居場所を求める多くの人々に寄り添う、力強いメッセージを持った楽曲です。今後の展開にも期待が高まります。