DACグループが女性役員比率50％を目指す新施策と2024年の成果

DACグループが目指す女性役員比率50％の新たな挑戦

広告代理業を手がけるDACグループ（本社：東京都台東区、代表取締役：石川和則）は、ダイバーシティ・インクルージョンを推進する重要な一環として、2025年12月までに女性役員比率を50％以上に引き上げることを目標としています。2024年12月時点における女性役員の比率や、そのための取り組みの現在地について詳しく解説します。

2024年の現状

DACグループは、2024年12月末時点で女性役員比率が昨年の31.3％から3.3%増加し、34.6％となる52人中18人の女性役員を輩出しました。これにより、同社は引き続き「世界で一番働きたい会社」の実現を目指し、特に女性の活躍を推進し続けています。

女性活躍への取り組み

DACグループは、経営戦略や組織運営に多様な視点を取り入れることで、幅広い市場ニーズに応えられるよう1980年代から積極的に女性の管理職登用を進めてきました。2010年以降、女性役員数は着実に増加しており、2024年に新たに就任した役員は4人中3人が女性という実績があります。

2024年の取り組み内容

女性管理職研修の実施

DACグループは女性管理職研修を再構築し、役員候補者や次世代リーダー向けに計55人を対象とした7回の研修プログラムを計画しています。2024年は6月および9月に実施され、課題図書を基にしたディスカッションやフィードバックを通じて「目指すリーダー像」を明確にしました。また、2025年には残りの研修を実施する予定です。

アメリカ研修の再開

2019年から行っていたアメリカへの視察研修も再開し、2024年10月にはDACグループの女性メンバー10人が現地の企業や大学を訪問。管理職の女性からビジョンや課題を聞き、周囲の男性にもヒアリングを行い、グローバルなリーダーとなるための重要な知識を習得しました。参加者は帰国後、各職場での実施報告を行い、DACグループでさらなる女性活躍を推進するためのプロジェクトを提案しました。

継続的な取り組み

DACグループでは、女性が働きやすい環境を整えるため、以下のような施策を継続的に実施しています：

- 独自制度『DAC WORKING STYLE』の導入による時短勤務や保育費支援、健康管理に関する規定の整備
- ダイバーシティ推進に向けた外部ネットワークとの連携
- 心身の健康管理に関する相談窓口の開設
- 女性同士のコミュニケーション促進を目的としたネットワーク組織の設立
- 男性の育児参加の推進や不妊治療への理解を深めるためのプログラムの実施

最後に

DACグループは、性別を問わず誰もが活躍できる企業環境を構築することを目指しています。今後も推進中の施策を通じ、女性の役員比率の向上に向けた新たな一歩を踏み出し続けるでしょう。DACグループは、企業としての責任を果たすとともに、女性のエンパワーメントを実現するために、ますますの努力を続けていくことを誓っています。