東大阪の職人が生み出した逸品「Premiere-1st」
近年、東大阪の町工場が開発したアイスピック「Premiere-1st」は、バーテンダーや料理人から高い評価を得ています。背後には、職人たちの技術と情熱が込められています。この製品の誕生は、あるバーテンダーの一言から始まりました。「良いアイスピックってなかなか無いんですよね。。」との言葉に刺激を受け、東大阪の職人がアイスピックの製作に取り組んだのです。
彼らは、過去に市場に出回っていたアイスピックの問題点に目を向けました。それらは、一ヶ月もしないうちに針先が丸まり、強く使うと曲がってしまうことがあることを知り、プロの料理人が愛用する包丁と同じように高品位な道具を開発することを決意しました。アイスピックは、プロのバーテンダーにとっても欠かせない道具であり、愛着を持って長く使いたいという思いが込められています。
素材とデザインへのこだわり
この「TOMOIアイスピック」は、従来の製品とは一線を画し、デザインや機能に至るまで多くのテストを経て開発されました。針先に使用される素材は、「SUS440C」と呼ばれる非常に硬質なステンレスで、高級包丁や軍用ナイフにも使われています。職人たちは、絶妙な焼入れ技術と高度な研磨技術で「まがらず、折れない」品質を実現しました。
また、アイスピックの本体には美しいステンレスが使用されており、錆びる心配がありません。さらに、グリップには木工作家・三浦稔幸とのコラボレーションで木製グリップも用意されており、手に馴染む感触が魅力です。木の種類は「チーク」「ウォルナット」「タガヤサン」に加え、特別仕様として「メイプル」もあります。
進化した新製品の登場
特に注目すべきは、「Tomoi スリープロングト」と呼ばれる新しい3本針仕様のアイスピックです。この製品は、特にホテルや宴会場での使用を考慮し、スピーディに氷を切り分けることが可能です。手にかかる負担を最小限に抑えつつ、軽すぎず重すぎない絶妙な重量バランスで作られています。
「Premiere-1st」は、そのシンプルで優美なデザインから2010年度のグッドデザイン賞を受賞しました。審査員からはその高級感と工芸的なレベルの高さについて高く評価されています。
多くの人に届けるための努力
さらに、製造効率の向上にも挑戦しており、医療機器のような精巧な製造方法を取り入れています。今や、月に10本しか作れなかった手作業から、非常に高品質な製品を効率よく生産できる体制が整いました。この製品は、プロだけでなく一般の消費者にも手に入れることができ、家飲みにもぴったりな一品です。
「Tomoiアイスピック」は、Makuakeのクラウドファンディングサイトで購入可能です。ぜひ、この高品質なアイスピックを手に取って、プロのバーテンダーと同じ道具を体験してみてください。興味のある方は、
こちらから詳細をチェック。
会社紹介
「TOMOI R&D」は、大阪・八尾市に位置する鉄工所で、舞台美術などを専門に制作しています。技術力を駆使して数多くの作品を世に送り出し、近年では国内外で展覧会を数多く開催。日本伝統の工芸技術を生かして、美術作品の可能性を探求しています。