2024年の観光業界に新風！NFT活用の最前線を駆け抜ける受賞者たちを紹介

2024年3月13日に開催された「Japan Tourism NFT Awards 2024」で、観光業界における革新的なNFTプロジェクトが発表されました。今年も大勢の注目が集まる中、さまざまな事業者がそれぞれの取り組みを披露し、受賞者が決定されました。主催は一般社団法人日本NFTツーリズム協会で、リアル会場とオンラインを活用したハイブリッド形式での開催となりました。（詳細なリンク：公式サイト）

アワードの意義

このアワードの目的は、NFTの多様な活用方法を広め、参加事業者を表彰することで、業界全体のリテラシー向上を図り、新たなプロジェクト創出の促進です。昨年に続く2回目の開催となる本イベントには、約50名の観覧者が来場し、関心の高い業界の人々が集まった。

各部門の受賞結果

誘客・プロモーション部門

グランプリ：HISとガルシスの「Travel and Snap to Earn」
HISの山谷氏は、地域の魅力発信に寄与することへの決意を語りました。特に、観光マーケティングの新たな戦略として、写真を撮ることを趣味にしていなかった層を取り込むことに成功したと評価されています。

ゴールド賞：東京電力パワーグリッドと他の参加企業による「PicTrée（ピクトレ）～ぼくとわたしの電柱合戦～」

関係人口、第2のふるさと、DAO部門

グランプリ：NOT A HOTELの「NOT A HOTEL NFT / NOT A HOTEL DAO」

ゴールド賞：富山県とWeb3 Timesの「寿司といえば富山DAO」

体験価値、フィジタル部門

グランプリ：KDDIとSAGOJOの共同プロジェクト「すごい地域NFT『KIN-TOWN』 supported by αU」

ゴールド賞：長野県の「ねやねや天龍峡デジタル住民部」

地域資源部門

グランプリ：MikoSeaの「オートレース宇部Racing Team 応援DAOプロジェクト」

ゴールド賞：JR九州の「JR九州NFTプロジェクト」

オープンカテゴリー部門

グランプリ：Fosun Real World Assetの「THE GRAND HOTEL COLLECTION」

ゴールド賞：東急不動産の「東急リゾートタウン蓼科『もりからの手紙』」

総括

アワードを通じた発表では、観覧者や参加者に向けて、NFTが観光業界にどのように貢献できるのか、さまざまな事例が示されました。また、関係者からはNFTの実用性が高まっているとの期待が寄せられ、これからの活用の可能性についての議論が盛り上がりました。主催者の岩下理事も、今後の観光産業におけるNFTの普及に意欲を示し、さらなる発展を期待していると述べました。観光業界においてNFT技術がどのように進化していくのか、今後の動向に注目していきたいと思います。