牛乳パックから生まれたサステナブル素材ブランド「ReMateri®」が誕生！環境問題への意識高まる中、注目を集める新素材

牛乳パックから生まれたサステナブル素材ブランド「ReMateri®」が誕生！

2020年に社内ベンチャーとして始動した「ReMateri®」プロジェクトが、ついに公式サイトをオープンしました。牛乳パックをリサイクルして生まれた紙糸「REPAC™」は、環境負荷の低減に大きく貢献するだけでなく、吸水性や防臭性などの機能性も兼ね備えています。

「REPAC™」とは？

「REPAC™」は、牛乳パックを中心としたリサイクル紙を原料とした紙糸です。天然素材ならではの優しい肌触りと、吸水性や防臭性などの機能性を持ち合わせています。家庭用洗濯機で洗えること、強度試験もクリアしているなど、紙糸でありながら実用性も高く、環境負荷を低減しながらも快適な生活を実現できる素材として注目されています。

環境負荷低減への貢献

「REPAC™」は、1kgの糸に約10本の牛乳パックが再生されています。環境省によると、1ℓの紙パックをリサイクルすると約23.4gのCO2排出量削減に繋がるため、「REPAC™」の1kgの糸製造あたりでは約234gのCO2排出量削減に貢献している計算になります。製品化された際に、製品ごとにどれだけ環境に配慮しているのかを明確に示せる素材として、今後の展開が期待されます。

多様なアイテム展開

「ReMateri®」では、靴下やタオル、トートバッグ、エプロン、Yシャツ、ニット帽など、様々なアイテムを展開予定です。ニット製品だけでなく、幅広い製品開発によって、より多くの人にサステナブルな選択肢を提供していく予定です。

教育機関との連携

「ReMateri®」プロジェクトは、地域社会との連携も積極的に行っています。田辺市立高雄中学校では、全校生徒で牛乳パックを回収し、「REPAC™」の原料となる紙糸に生まれ変わるストーリーを学びました。生徒たちには、牛乳パックから生まれた靴下などが提供される予定で、環境問題への意識向上に役立てられています。