JIIMAベストプラクティス賞
2025-09-19 14:58:47
第19回JIIMAベストプラクティス賞に輝いた企業の新たな挑戦
第19回JIIMAベストプラクティス賞受賞事例
公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)は、2023年に行われた第19回ベストプラクティス賞の受賞事例を公表し、業界の進展に寄与する企業の取り組みを称賛しました。この賞は、文書情報マネジメントの分野で先進的な実践を通じて顕著な成果を上げた团队に贈られます。今回は、受賞した3つの企業の事例を詳しく見ていきましょう。
1. アルファテックス株式会社 【優秀賞】
テーマ:業務マニュアル及び生成AIの活用
アルファテックス株式会社は、業務マニュアルと生成AIを連携させることで、新たな業務ノウハウの継承方法を確立しました。特に注目されたのは、社内で蓄積された資料をAIに取り込み、常に更新される情報を提供する仕組みです。これにより、従来の文書更新手法では見過ごされがちだった実際の業務に基づいたマニュアルの更新と改善が実現しました。
この先進的なアプローチは、業務の属人化を解消し、局所的な負担を軽減するものです。特に、現場の声を反映させたマニュアル改訂により、業務のフレッシュさと適合性が格段に向上しました。
2. 株式会社NEXT ONE 【優秀賞】
テーマ:電力小売業務の再構築
株式会社NEXT ONEは、急成長を遂げる電力小売事業の基盤を築くために、文書情報マネジメントを再構築しました。彼らは文書のライフサイクルを全面的に見直し、内部統制と業務効率の向上を同時に達成する取り組みを進めています。
電力インフラという厳しい規制の下で、セキュリティや定期監督を意識したパートナー選定を行い、文書管理を一元化しました。この手法は、急成長を求めるスタートアップやベンチャー企業が直面する効率化とガバナンスの二重の課題解決に貢献するものと評価されています。
3. ナカシャクリエイテブ株式会社 【優秀賞】
テーマ:全社的な生成AIの導入
ナカシャクリエイテブ株式会社は、業務省力化を目指して全社で生成AIの導入を推進しました。彼らは、社内に散在する情報のサイロ化やナレッジの分散化を解消するためにAIを活用し、業務改善に向けたアシスタントを開発しました。
その結果、社内で543件の AI アシスタントが開発され、従業員の情報パートナーとして役立っています。半年で4,000時間近くの改善効果を生み出し、技術的な分野での貢献も期待されています。これは、個別の顧客ニーズに留まらず、広範な社会的課題に対する解決策の創出につながっています。
JIIMAの役割
公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)は、文書情報マネジメントの主要な普及啓発団体として、企業や貢献者の活動を支えています。1958年に設立され、以降文書情報マネジメントに関する調査研究、規格作成、セミナー開催を行い、国内におけるこの分野の発展に寄与してきました。
このような取り組みは、今後のデジタル社会においてますます重要となることでしょう。特に、文書情報の活用が企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させる中で、JIIMAの活動はますますその意義を増しています。
第19回JIIMAベストプラクティス賞の受賞事例は、業界の未来を担う企業の姿を示しており、今後の展開にも期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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公益社団法人 日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)
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