子供たちが宇宙に夢を見る、はやぶさ2特別展の全貌

はまぎんこども宇宙科学館で開催される冬休み特別企画「おかえり！はやぶさ2」の魅力

2020年12月19日から2021年1月11日まで、神奈川県横浜市に位置するはまぎんこども宇宙科学館で特別展「おかえり！はやぶさ2」が開催されます。この展覧会は、小惑星探査機「はやぶさ2」の6年間にわたるミッションを振り返り、子供たちに未来の宇宙開発に関心を持ってもらおうとするユニークな試みです。

「はやぶさ2」は、数々の世界初の成果を上げ、宇宙探査の新たな可能性を切り開いてきました。その成果を祝うだけでなく、どのような困難に立ち向かい、使命を全うしてきたのかを子供たちに伝えることが、この企画展の大きな目的となっています。宇宙開発を担う未来の世代へのメッセージとして、展示の内容は非常にディープであり、学びと楽しさが共存する空間となっています。

イベントの見どころ

1. 年表で振り返る「はやぶさ2」の歴史

展示会場では、はやぶさ2の運用歴を年表形式で解説。ミッションの詳細や重要な出来事を視覚的に追体験できます。これにより、子供たちが探査機の成果を理解しやすくなっています。

2. 質問コーナー

来場者の皆さんの質問に答えるコーナーも用意されています。オンラインイベントで寄せられた質問を元に、開発者の視点からリアルな答えをキャッチできます。特に宇宙に対する疑問や興味を持つ子供たちにとっては、大変貴重な体験になることでしょう。

3. 初めての成果を紹介

はやぶさ2が成し遂げた7つの世界初の成果を詳しく解説する部分は、本企画展の皆さんの関心を引くセクションです。宇宙探査の最前線で行われた技術革新や挑戦の過程が明らかになり、訪れる方々の興味がそそられることでしょう。

4. ガラクタで作った模型

会場には、ガラクタを使って作成したはやぶさ2の1/2模型が設置され、遊び心満載です。この作品を通じて、創造力や科学の楽しさを感じてもらえるように工夫されています。

5. 応援メッセージのコーナー

はやぶさ2を応援するための特設コーナーも用意されており、来場者は自らのメッセージを書き込んで探査機を応援できます。この体験を通じて、参加者自身が宇宙探査への思いを育てることができるでしょう。

6. 映像で振り返るはやぶさ2の旅

はやぶさ2の打ち上げから地球への帰還までの映像を観るコーナーも設けられ、その壮大な旅に思いをはせることができます。

7. 開発者トークイベント映像

特に注目されるのが、過去に開催された開発者たちのオンライントークイベントの映像です。これにより、実際の開発に携わった方々からの生の声を聴くことができ、より深い理解が得られるでしょう。

特別教室と工作体験

企画展では、「のぼれ！はやぶさ2」と題した工作体験も実施。リュウグウにタッチダウンして上昇するはやぶさ2を模した工作を通じて、楽しみながら学びを深める場となっています。

他にも、ガラクタを使った工作教室や特別講演も予定されており、参加者は多様な体験を通じて宇宙に関する知識を深めることができます。この冬休み、はまぎんこども宇宙科学館での「おかえり！はやぶさ2」は、子供たちにとって特別な思い出を作る機会です。詳細は公式イベントページでご確認ください。