日本人の口腔ケア、深刻な現状!歯ブラシだけでは不十分?
厚生労働省の「令和4年歯科疾患実態調査」によると、なんと日本人の半数近くが歯ブラシのみで口腔ケアをしているという衝撃的な結果が出ています。
特に男性では52%、女性でも32%が歯ブラシだけでケアをしているという現状です。現代社会において、歯ブラシだけで十分と考えている人が多いことは驚きです。
若い男性は歯と歯の間のケアを軽視!?
さらに調査では、20歳以下の男性のわずか25%しか歯間部を清掃していないことが明らかになりました。これは4人に1人しか歯と歯の間を磨いていないことを意味します。一方で、最も歯間部清掃率が高かったのは、男女ともに40~49歳で、男性は49%、女性は66%という結果でした。
年齢を重ねるにつれて、歯間部の清掃の重要性を実感する人が増えるのかもしれません。
口臭対策は20代が積極的?舌のお掃除習慣は?
舌の掃除を行っている人の割合は、20~29歳の男性で30%、女性で34%と、他の年齢と比較して高い結果でした。若い世代は口臭対策に意識が高いようです。
しかし、全体の平均では舌の掃除をしている人は少なく、口腔ケアの重要性に対する認識がまだまだ低いと言えます。
口腔ケアは全身の健康にも影響!
口腔ケアは、口の中の健康だけでなく、全身の健康にも大きな影響を与えます。歯周病は、糖尿病や心臓病などのリスクを高めるとも言われています。
歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間や、舌の汚れは、細菌が繁殖しやすい場所です。これらの場所を適切に清掃することで、口臭予防や虫歯・歯周病予防に効果が期待できます。
あなたの口腔ケア、大丈夫?
今回の調査結果から、日本人の口腔ケアに対する意識はまだまだ低いことがわかります。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロス、舌ブラシなどを活用し、適切な口腔ケアを心がけましょう。
定期的な歯科検診も、口腔ケアには欠かせません。歯科医院で歯の状態をチェックしてもらい、自分に合った口腔ケアの方法について相談しましょう。
参考資料
* 厚生労働省:「令和4年歯科疾患実態調査」の結果(概要)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33814.html?
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