AAR Japanと地雷対策
国際協力NGOのAAR Japan(難民を助ける会)が注目を集める冬募金キャンペーンを始めました。地雷はその残虐性、無差別性、半永久的な危険から「悪魔の兵器」とも称されています。現実として、世界中で約6000万人もの人々が地雷や不発弾が引き起こす危険な状況の中で生活しており、毎日13人が地雷によって死傷しています。この現実を一刻も早く解消すべく、AAR Japanは広く協力を呼びかけています。
アフガニスタンの地雷状況
アフガニスタンでは長引く紛争の影響で、数十万トンもの地雷や不発弾が地中に残されています。毎年800人以上が地雷の犠牲となり、その多くは子どもたちです。彼らは遊びの中で地雷を踏んでしまったり、おもちゃとして地雷を手に取ってしまったりすることが多いのです。
AARはアフガニスタンでの地雷対策に長年力を入れており、爆発物回避教育、地雷除去、被害者への支援を行っています。特に首都カブール近郊にある「帰還民支援センター」では、現地の職員が爆発物の危険性について講習を実施し、具体的な対策を教えています。
ウクライナの現状
2022年に始まったロシアの軍事侵攻により、ウクライナの地雷被害も深刻化しています。さまざまな地区で地雷が使用され、戦闘地域の兵士や一般市民が多くの犠牲を出しています。国土の約3割が地雷で汚染されており、その影響で難民の帰還や復興が困難さを増しています。
AARは地雷除去専任のNGOヘイロー・トラスト(英国)との共同作業で地雷除去活動を展開しています。また、地雷の危険から身を守るための啓発活動や被害者への支援も計画中です。
寄付の重要性
このような状況を踏まえ、AARは冬募金キャンペーンを展開しています。皆さまから寄せられた寄付は、アフガニスタンやウクライナなど、世界18カ国での支援活動に活用されます。寄付金は東京都により認定NPO法人として認定されており、寄付金控除の対象にもなります。
地雷によってその日常を奪われない世界を実現し、地雷による苦しみから人々を救うために、皆さまのご協力を心よりお願い申し上げます。
詳細な情報は、AAR Japanのウェブサイトをご覧ください。地雷対策の活動をご理解いただき、ぜひ温かいご支援をお願いいたします。
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