調布市のAIごみナビ
2024-12-03 09:51:19

調布市の「AIごみナビ」がDX賞大賞を受賞!最新技術でごみ分別をサポート

調布市の革新技術「AIごみナビ」



最近、東京都調布市において、画期的なごみ分別支援サービス「AIごみナビ」が導入されました。このサービスは、Borzoi AI株式会社が電気通信大学及び調布市との協業により開発したもので、LINE公式アカウントを通じて市民のごみ分別を手助けすることを目的としています。そしてこの度、「Tokyo区市町村DXaward 2024」において、なんと大賞を受賞しました!

「AIごみナビ」とは?



「AIごみナビ」は、全国の自治体向けに設計されたAIを活用したサービスで、市民からの問い合わせにAIが自動的に回答します。これにより、分別ルールの理解が容易になり、自治体職員の負担を大きく軽減することができます。

特に注目すべきは、AIが外国語にも対応している点です。日本に住む多様な外国人市民へのサービスを提供し、地域社会の融合に寄与しています。

特徴と機能



「AIごみナビ」には、いくつかの先進的な機能が搭載されています。

1. スマートな分別案内


従来の品名検索は文字の一致度に基づくものでしたが、「AIごみナビ」はAIによるスマート検索を採用しています。たとえば、「ガラケー」を「携帯電話」として認識することが可能です。この機能により、市民は適切にごみを分別しやすくなります。

2. 画像認識機能


捨てたい物について写真を送信することで、AIがその物体を認識し、分別方法を提示します。これによって、複雑な背景でも正確に認識できる仕組みとなっています。

3. 多言語対応


最大13ヶ国語に対応しているため、外国人居住者にもやさしい分別案内が可能です。もちろん、日本語に自信のない方でも、わかりやすい表現で案内されるため安心です。

4. 位置情報機能


「AIごみナビ」は、最寄りの収集袋販売店や拠点回収場所の検索も提供します。この機能は、普段の生活にも便利に活用できます。

5. 収集カレンダーの表示機能


地域ごとのゴミ収集カレンダーを表示し、最新の情報を簡単に確認できるように工夫されています。特に、既存データを活用することで新たなデータ入力が不要になります。

6. 通報機能


不法投棄や動物の死骸などの状況を写真と位置情報とともに通報できる機能も備わっています。これにより、地域の美化にも寄与します。

自治体の課題と解決


近年、自治体では人員不足でごみ分別に関する問い合わせに十分な職員が配置できず、分別ミスによる火災や資源の無駄を防げない状態が続いていました。また、外国人居住者からの多様な問い合わせにも、適切に対応できない場合が多かったのです。このような課題を解決するために、「AIごみナビ」は登場しました。

導入の状況


現在、調布市を含む数つの自治体で試験運用が続けられており、期待が高まっています。また、他自治体からも問い合わせがあり、さらなる展開が見込まれています。

まとめ


「AIごみナビ」は、先進的な技術を駆使して市民の困りごとに寄り添うサービスとして、今後の自治体運営における新たなスタンダードを築く可能性を秘めています。よりスムーズで便利なごみ分別を実現する「AIごみナビ」に、ぜひご注目ください。


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会社情報

会社名
Borzoi AI 株式会社
住所
東京都千代田区神田猿楽町2−8−11VORT水道橋Ⅲ
電話番号

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