環境大善が進める「きえ~る」のエコロジカルな革新
環境大善株式会社は、北海道北見市に本社を置く企業で、天然成分100%の消臭液「きえ~る」シリーズの詰替え用商品について、大々的な容器変更を発表しました。これまで詰替え容器として使用されていたボトルタイプを、パウチタイプに切り替えることで、年間およそ2700kgものプラスチックの使用を削減することを目指しています。
1. プラスチックの削減への取り組み
「きえ~る」は、これまでボトル容器が主流でした。このボトルは詰替え時に持ちやすい利点がありましたが、使用後は廃棄物となるため、プラスチックごみの増加につながるという課題がありました。新たに採用されたパウチタイプは、不要なプラスチックの排出を減らすだけでなく、容器自体の体積も小さくなるため、輸送効率の向上にも寄与します。
この変更により、年間約2,500kgのプラスチック削減が見込まれており、加えてラベルシールの使用を減らすことでも、さらに200kgのプラスチック削減が期待されています。これらの取り組みにより、合計で年間2,700kgのプラスチック使用削減し、環境への負担を致します。
2. 環境への配慮
環境大善は、単にプラスチック削減活動を行うだけではなく、材料の選定の段階から環境に優しい製品を生み出す努力をしています。主成分として使用されるのは、牛の尿という新たにアップサイクルされた原料です。この原料から消臭液や土壌改良材を製造し、地域経済を良好に循環させるシステムを構築しています。
さらに、2022年にはプラスチック製パッケージを使わない「ラベルレスタイプ」を発売しており、2023年には商品のアテンションシールを廃止と、一貫して環境負荷の低減に努めています。
3. 地域と共に形成するサステイナブルな未来
「きえ~る」のパウチは、出荷量が多い詰替商品に特化して、直接印刷することでラベルシールを省きました。このような一連の取り組みによって、環境大善は企業活動を通じ、持続可能な社会づくりを進めています。
さらに、環境大善の活動は地域の社会福祉法人や大学とも連携し、地域との共生を図る非常に重要な要素ともなっています。この「アップサイクル型循環システム」を通じて、消費者も環境保護に参加できる仕組みをソーシャルサステナビリティの観点から築いています。
4. 商品ラインナップと今後の展望
「きえ~る」シリーズの詰替商品パウチの切替は、2025年4月10日発送分から行われます。商品の詳細については、公式ウェブサイトで確認できます。環境に配慮した同社の取り組みから新たに生まれる商品やその使い方には、今後も注目が集まることでしょう。
環境大善は、今後も企業活動を通じて、環境に優しい製品開発を積極的に行っていく姿勢を示しています。サステナブルな未来を切り開くため、皆さんも「きえ~る」で環境に貢献してみてはいかがでしょうか?
参考リンク
これからの私たちの選択が未来を変える一歩となります。