風洞実験の未来へ
2023-10-30 10:00:03
福岡発!ストラトビジョンと日本風洞製作所、超音波風速計共同開発で風洞実験に革命!
福岡発!ストラトビジョンと日本風洞製作所、超音波風速計共同開発で風洞実験に革命!
福岡を拠点とする2つの企業、ストラトビジョンと日本風洞製作所が、画期的な共同開発を発表しました。その内容は、超音波風速計を用いた風洞実験における新たなソリューションです。
風洞実験:ものづくりの根幹を支える技術
風洞実験は、航空機や自動車などの開発において、空気抵抗の計測や流れの可視化などに用いられる重要な実験手法です。精緻な実験には、高性能な風速計が不可欠です。
ストラトビジョンの小型・高性能超音波風速計「ULSA」
ストラトビジョンは、独自の技術で小型かつ低価格な超音波風速計「ULSA」を開発、販売しています。そのコンパクトさと高い性能は、既に多くの企業や研究機関で採用され、高い評価を得ています。
日本風洞製作所:風洞実験の民主化を目指す企業
日本風洞製作所は、風洞試験装置の設計・開発・製造を行う企業です。「風洞実験の民主化」をスローガンに、コンパクトな風洞「Aero Optim」などを開発し、従来は高額で利用が限られていた風洞実験を、より身近なものにしようと取り組んでいます。静岡県沼津市には一般利用も可能な風洞実験施設「富士エアロパフォーマンスセンター」も開設しています。
共同開発の狙い:革新的な超音波風速計の誕生
今回の共同開発では、ストラトビジョンの超音波風速計技術と、日本風洞製作所の流体力学に関する知見を融合させ、以下の特徴を持つ次世代超音波風速計の開発を目指しています。
空力的に最適化された形状により、計測精度を向上
高風速域でも高精度な計測が可能
コンパクトなサイズで、様々な試験への適用が可能
屋外使用にも耐える防塵・防滴性能
開発において、ストラトビジョンはセンサと電子回路の開発を、日本風洞製作所は風洞装置の提供と流体力学的な設計・解析を担当します。
双方の代表者コメント
ストラトビジョン代表の河野紘基氏は、日本風洞製作所の革新的な取り組みと、今回の共同開発によるシナジー効果に大きな期待を寄せています。
日本風洞製作所代表取締役社長のローンジョシュア氏は、福岡を拠点とするストラトビジョンとの協業を喜び、コンパクトな風洞と風速計の組み合わせによる風洞実験の可能性の拡大に意欲を示しています。
未来への展望
この共同開発によって生まれる新たな超音波風速計は、風洞実験の精度向上と効率化に大きく貢献し、航空宇宙、自動車、ロボットなど、様々な分野で革新をもたらすことが期待されます。両社の技術力と革新的な姿勢が融合することで、風洞実験の未来が大きく変わる可能性を秘めています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社日本風洞製作所
- 住所
- 福岡県久留米市藤光町1147-1
- 電話番号
-
0942-27-3077