本願寺で学ぶ城郭考古学の魅力
本願寺の重要文化財「本願寺伝道院」が、2024年9月21日(土)に特別講座を開催します。今年の講師は、名古屋市立大学の千田嘉博教授。彼は、城郭考古学の第一人者として名を馳せ、数多くのメディアに出演するなど、広く知られています。
講座の概要
この講座「TERAKOYA HONGWANJI」は、通常非公開の伝道院にて行われます。集合場所は伝道院の1階で、受付は講座開始の30分前から始まります。参加費はお一人3,000円以上の寄付で、文化財保護に使われます。参加希望者は、事前に本願寺の公式サイトから申し込む必要があります。定員は先着40名で、講座開催日の2日前まで受け付けますが、定員になり次第締切となります。
この講演では、城郭考古学の観点から、戦国時代に築かれたさまざまな城の意義と地域社会における役割について掘り下げます。各地域に存在する城は、歴史の証人であり、その特徴や背景を学ぶことで、当時の人々の生活や社会に対する理解が深まります。
千田嘉博博士のプロフィール
千田嘉博教授は、城郭考古学者であり、大阪大学で博士号を取得しています。愛知県生まれの彼は、大学教授としての教鞭をとりながら、著述活動やNHKをはじめとするテレビ番組にも出演し、日本の城に関する知識を広めています。彼の著作は、専門書から一般向けの書籍まで多岐にわたり、特に『信長の城』や『城郭考古学の冒険』は、城郭考古学を学ぶ上で非常に役立つと評判です。
城から見た戦国時代
戦国時代は日本の歴史の中でも激動の時期であり、多様な城が築かれました。それぞれの城は地域の歴史や人々の選択によって形作られ、戦略だけでなく、経済や政治、文化にも影響を与えました。千田教授の講演では、城を通じて戦国社会の全貌に迫る内容が展開される予定です。この機会に、城と歴史の深い関係性を学ぶことができるでしょう。
音楽や美術だけでなく、歴史の中に埋もれた知識を掘り起こす場でもある本願寺伝道院。参加者は、戦国の名城についての新たな視点を持つ貴重な経験を得ることができます。皆様の参加を心よりお待ちしております。