「とくしまLINK」で広がる徳島の魅力
2025年8月29日、徳島県が株式会社クオンと連携し、オンラインコミュニティ「とくしまLINK」を開設しました。このプロジェクトは、地域の魅力を再評価し、関係人口の創出と拡大を目指したものです。コミュニティは、徳島県に興味のある県内外の人々が参加できるプラットフォームとして提供されます。
コミュニティの概要
「とくしまLINK」は、地域への愛や興味を持つ人々が集まり、徳島に関するさまざまなテーマで自由に会話を楽しむオンラインの場です。徳島在住者はもちろん、「一度訪れてみたい」「住んでみたい」と思っている方々が集まります。
参加者は「徳島の文化やグルメに関する情報を共有したい」「徳島の観光名所について教えてほしい」といったリクエストを気軽に投稿することができ、これに対する意見や提案も募集されています。また、各人が自分なりに見つけた徳島の魅力やおもしろい体験を、他のメンバーに伝える機会も設けられています。
このような形での交流は、単なる情報の共有にとどまらず、地域愛を育む場ともなっています。実際、クオンが運営する「KIZUNA」コミュニティプラットフォームでは、80社以上の企業や自治体と200万人以上の参加者が集まり、さまざまなイベントや双方向的なコミュニケーションの場を創出しています。これにより、徳島の魅力を全体的に体感することが可能になっています。
新たな地域づくりのアプローチ
近年、日本各地で高齢化や人口減少が進むなか、「関係人口」という新しい概念が注目されています。これは、地域外から訪れる人々が地域振興の担い手となる可能性を秘めています。「地方創生2.0」と呼ばれるこの取り組みは、デジタル化の推進や地域資源の再評価を通じて、より持続可能な地域活性化を図るものです。
徳島県の「とくしまLINK」の開設は、この「地方創生2.0」の具体例といえます。このプラットフォームを通じて、県外に住んでいる方々と徳島との新たな「絆」を築くことが期待されています。
データ活用と未来の展望
「とくしまLINK」では、参加者との対話を通じて得られたデータを活用し、関係人口を効果的に増やす施策を構築していく方針です。これは、EBPM(Evidence-Based Policy Making)による政策立案を行い、徳島への移住・定住を促進することを目指します。地域に足りないもの、必要とされるものについての提案や意見を通じて、より具体的な施策に生かすことができるでしょう。
クオンは、企業・自治体と市民を結ぶオンラインコミュニティを構築し、地域の活性化や価値共創を目指して長年活動しています。地域情報の発信や生活者との関係の深化を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。
まとめ
「とくしまLINK」は、徳島県の魅力を再発見し、観光や移住交流を促進する場として注目されています。このコミュニティを利用することで、新しい出会いが生まれ、地域の未来を共に築く仲間との関係が広がることが期待されます。デジタル空間での交流を通じて、徳島の新たな可能性を開いていく「とくしまLINK」に参加してみましょう!