日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)は、2024年6月より東南アジア市場に向けて、Mixed Realityデバイスを使用したロボット導入・作業支援ソリューション「RoboLens®」の販売を開始しました。
JBSは、日本機材株式会社マレーシアと連携し、成長著しい東南アジアの産業用・サービスロボット市場の拡大に対応していきます。
「RoboLens®」は、JBSのグループ会社である株式会社ネクストスケープが開発したソリューションで、協働ロボット市場の世界シェアNo.1であるUniversal Robotsの製品パートナープログラム「UR+」に認定されています。
「RoboLens®」は、ロボット導入検証支援・ロボット操作効率化支援の2種類のアプリケーションを提供します。
- - 「RoboLens® Layout」は、ロボットの配置検証機能や動作検証機能を備え、導入前の現場における設置イメージを検証できます。
- - 「RoboLens® Teaching」は、直感的な操作でロボットティーチングを実現するアプリケーションで、初心者でも簡単にロボットを操作できます。
東南アジアの離島や都市部から離れた工場地域など、実機配置による検証が難しい場合でも、日本機材マレーシアのネットワークを活用し、UR協働ロボットのティーチングや技術の伝承を確実に実施できます。
東南アジアを含む世界の製造業界では、人手不足の解消や作業効率の向上、高精度な加工の実現、品質の安定化などの課題を抱えています。
これらの課題解決にロボット導入は有効な手段と考えられており、東南アジアの産業用・サービスロボット市場は、2023年の7.9億米ドルから2028年には11.4億米ドルに成長すると予測されています。
JBSは、日本機材マレーシアとともに、マレーシアのペナン島、タイの日系企業工場地域、インドネシアジャカルタ郊外の工業地域など、協働ロボットの導入が見込まれる地域に重点を置き、販売を拡大していきます。
JBSがMixed Reality技術を活用したロボット支援ソリューション「RoboLens®」を東南アジア市場へ展開するというニュースは、注目すべき点が多いと感じます。
まず、東南アジア市場の成長が著しい点です。産業用・サービスロボット市場は年平均成長率8%と予測されており、今後も大きな伸びが期待されます。
「RoboLens®」は、この市場のニーズに対応する最適なソリューションと言えるでしょう。ロボット導入は、人手不足解消や作業効率向上など、多くのメリットをもたらしますが、導入には高い専門知識や技術が必要となります。
「RoboLens®」は、Mixed Reality技術を用いることで、ロボット導入のハードルを大幅に下げることができます。導入前の検証やティーチングを容易に行うことができ、ロボット導入を検討している企業にとって大きな魅力となるでしょう。
また、日本機材マレーシアとの連携も重要なポイントです。日本機材マレーシアは、東南アジア市場における豊富な経験とネットワークを持ち、JBSのソリューションを効果的に展開する上で不可欠な存在となります。
「RoboLens®」は、東南アジア市場だけでなく、世界中の製造業やサービス業におけるロボット導入を加速させる可能性を秘めています。今後の展開に注目していきたいです。