武蔵野戦争遺跡展
2025-07-07 10:21:29

広瀬敦司が捉えた「武蔵野に残る戦争遺跡」写真展、歴史を見つめる

広瀬敦司 写真展「武蔵野に残る戦争遺跡」



2025年7月10日から16日まで、アイデムフォトギャラリー[シリウス]にて、広瀬敦司による写真展「武蔵野に残る戦争遺跡」が開催されます。これは、東京都多摩地区から埼玉県南部にかけて残存する旧日本軍の基地跡や軍需工場の痕跡を捉えた作品約40点を展示するイベントです。

広瀬氏がこのテーマに興味を持ったのは2019年のある散歩がきっかけでした。たまたま出会った山中坂の防空壕跡が日常の住宅地にあり、その背後にある歴史的な背景に衝撃を受けたといいます。この体験から、コロナ禍での制約も乗り越え、武蔵野地域に残る戦争の痕跡を探る撮影を始めました。

多摩地区は「空都多摩」とも呼ばれる地域で、陸軍の飛行場や軍需工場が多く存在し、戦争の爪痕が今なお残っています。見逃しがちな日常に埋もれた戦争の痕跡を発見することで、地域住民が戦争の歴史を再確認する機会となっています。特に日立航空機変電所は驚くべきことに、今なお奇跡的に保存されています。このような遺跡の存在は、多くの人々にとって、過去の出来事を思い起こさせる大切な記憶です。

この展示では、戦後80年という節目の年に、戦争体験を語ることができる人々が次第に少なくなっている現実を伝えることを目的としています。写真家としての広瀬氏は、戦争遺跡は歴史の証言者であり、令和の時代と戦争の時代をつなぐ存在であると強く信じています。老朽化や開発による消失の危機にある戦争遺跡を後世に残し、当時の出来事を伝えていくことが重要であると語ります。

広瀬氏は1972年に東京都に生まれ、日本写真芸術専門学校を卒業後、著名な写真家に師事し、自然や戦争遺跡の撮影を続けています。これまでにも、富士フォトギャラリー調布やオリンパスギャラリーなどで数多くの展示を行うとともに、数冊の写真集も刊行しています。

広瀬氏の作品には、ただの記録としての写真ではなく、過去との対話を促す力があります。ぜひ、広瀬敦司の視点から見た「武蔵野に残る戦争遺跡」を感じ取りに、足を運んでみてください。この写真展は、現代に生きる私たちに何を伝えたいのか、その答えを見つけるきっかけとなるでしょう。

写真展の詳細や最新情報は、シリウスの公式サイトやSNSで随時更新されます。興味のある方はぜひご確認ください。

お問い合わせ


アイデムフォトギャラリー シリウス事務局
TEL: 03-3350-1211
公式ウェブサイト

公式ブログやFacebookページでも、展示の様子をお届けします。興味のある方は、ぜひご覧ください!


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株式会社アイデム
住所
東京都新宿区新宿1-4-10アイデム本社ビル
電話番号
03-5269-8711

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