滋賀県貴生川小学校で出張授業
2023年、滋賀県甲賀市立貴生川小学校にて、フクシマガリレイ株式会社が行った出張授業が、多くの注目を集めています。この取り組みは、同社のショーケース製造に関わる実体験を通じて、児童たちが工業生産の重要性や環境問題を学ぶ貴重な機会として設計されました。
出張授業の背景
貴生川小学校をはじめとする甲賀市では、地域の教育支援事業として「GX推進事業」が展開されています。これは、サステイナブルな社会を目指すための環境教育支援事業であり、地域の子供たちに工業生産について深く理解し、未来への意識を育てることを目的としています。この活動に共感を寄せたフクシマガリレイが、出張授業の依頼を受け、5年生の児童たちに向けた授業を実施しました。
授業の内容
参加者とテーマ
この出張授業には、甲賀市貴生川小学校の5年生3クラス、計87名の児童が参加しました。テーマは「日本の工業生産を考える」であり、特に「現場の生の声から学ぶ」という内容が組まれました。
社員による講義
授業は、フクシマガリレイの滋賀(水口)工場の社員によって担当され、工場の日常業務やショーケースの冷却メカニズム、さらに同社が直面する課題、人材育成や環境保全への取り組みなどが紹介されました。特に児童たちの関心を引いたのは、実際のショーケースを教室に持ち込んで冷却状態を見せた体験です。
児童の反応
授業の中で紹介された内容は、少々難易度が高かったにもかかわらず、児童たちは熱心に耳を傾けていました。ショーケースという身近な製品を通じて、日常生活を支えるインフラの重要性やそれに伴う環境問題について思考を促される機会となったようです。
企業としての取り組み
フクシマガリレイは、このような地域社会への貢献を今後も続けていく意向です。教育支援を通じて、未来を担う次世代に対して、工業の現場やその重要性を伝えていくことが重要だと考えています。今年の出張授業は、その第一歩として非常に有意義な経験となりました。
授業の様子と記念撮影
授業の締めくくりとして、甲賀市工業会のマスコットキャラクター「甲賀ポン蔵」とフクシマガリレイのキャラクター「フクッピー」と一緒に記念撮影を行いました。子供たちの笑顔は、この授業が彼らにもたらした良い影響を示しています。このような取り組みが今後の地域教育においてますます重要になることを期待しています。
企業概要
フクシマガリレイは1951年に設立され、業務用冷凍冷蔵庫や冷凍冷蔵ショーケースの製造を手がけています。現在も企業として成長を続け、778億円以上の売上を誇っています。公式サイトは
こちらから確認できます。