本とカフェランチを交換する新しい試み
株式会社ものばんくが提供する『ものランチ』は、読まなくなった本を持参することでカフェのランチと交換できる新サービスです。このユニークなアイデアは、昭和30年に創業した質屋を母体にしているこの会社の新たな試みでもあります。
近年、メルカリなどの二次流通マーケットが拡大している中で、実際に不要な物を売却する経験を持つ人は全体の20%ほどにとどまると言われています。それに対して、自宅に不要な物を持つ人はほぼ100%と考えられます。そんな中、ものばんくは『ものランチ』を通じて、物を手放すことに抵抗がある人々にも新たな楽しみを提供したいと考えました。
どのように『ものランチ』は始まったのか
『ものランチ』のサービスは、2023年4月2日にスタートし、8月2日までの4か月間で175名のお客様に体験いただいています。このサービスは、よろずカフェに眠っている本を持ち込むと、顧客登録手続きが必要になります。これには古物営業法に則り、身分証明書の提示が求められますが、その手続きを終えると、ランチの無料引換券が手に入ります。
このサービスは、単なる物の交換を超え、持ち寄った本が新しい価値を生み出すことを目的としています。読まなくなった本をカフェのランチに変えることで、物を処分するのではなく、新たな使い道を見出すことができます。
参加者の声
実際に『ものランチ』を体験したお客様からは、「本を持って行くことで美味しいランチが楽しめて嬉しかった」「不要なものが役立つ機会は素晴らしい」との声が寄せられました。多くの人にとって、不要になった物が新たな出会いに繋がる瞬間は貴重な体験となったようです。
また、この試みは単にランチと本の交換に留まらず、物の価値を再認識し、持っている不要な物を有効に活用することへの意識を高めるきっかけにもなっています。
『ものランチ』が目指す未来
ものばんくは、今後もこのサービスを広め、多くの人に『ものランチ』の楽しさを体験してもらいたいと考えています。物を持っている人が手放すことに楽しさを感じ、新たな価値を生み出す機会を作ることで、より豊かなライフスタイルへとつながることを望んでいます。
興味のある方は、ぜひよろずカフェの公式ウェブサイトをチェックしてみてください。新たな体験が待っています!
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