2025年大阪・関西万博で被災地の希望を発信する復興庁展示の幕開け

復興庁による万博テーマウィーク展示がスタート

2025年大阪・関西万博の開催を控え、復興庁は「復興庁万博テーマウィーク展示」を5月19日から24日にかけて実施します。これは、被災地の復興をテーマにしたもので、多くの方にその魅力と努力を伝えることを目的としています。万博会場内の「EXPOメッセ（WASSE）」にて、震災伝承や最新技術をテーマにした展示が行われます。

オープニングセレモニーの様子

5月19日、伊藤忠彦復興大臣をはじめ、復興PRアンバサダーであるプロフィギュアスケーターの荒川静香さん、福島県知事や宮城県副知事などが登壇し、オープニングセレモニーが開催されました。伊藤復興大臣は、展示の実施に際し、多くの方々の協力に感謝し、被災地の復興状況を多くの方に伝えていくことの重要性を強調しました。

また、荒川静香さんは、5181日間にわたる復興の努力と想いが詰まったこの展示が、未来の安全で安心な社会を築くための要素になることを願い、期待を寄せるメッセージを送りました。

展示内容の詳細

展示は「未来のコミュニティとモビリティウィーク」の一環として、4つの重要なテーマに分かれています。それぞれのゾーンでは以下の内容が紹介されます。

1. Memory - 震災伝承

震災当時の映像やデータを基にした展示で、東日本大震災の実態とその後の復旧・復興の過程を時系列で振り返ることができます。

2. Resilience - 災害対応

復興を通じたまちづくりの事例や、防災対策がどのように進められているかを紹介。各地の特色を生かした手法や、災害を乗り越えるための知識が提供されます。

3. Kizuna - 食・水産

被災地の食や水産品に焦点を当て、地域の魅力やその再生過程を紹介します。試食の機会も設けられ、訪れた人々が味わうことができます。

4. Future - 最新技術

被災経験から生まれた新しい技術や製品の開発に関する展示で、特に福島国際研究教育機構（F-REI）の研究内容が紹介されます。

展示の意義

この展示の最大の目的は、復興のストーリーを多くの人々に伝え、未来への希望を共有することです。復興庁の展示は、被災地と訪れる人々との新たな絆を結び、復興へ向かう力強い一歩となることが期待されています。今回は全国から多くの支援を受け、皆で復興に向かって進んでいることを再認識する機会でもあります。

最後に

この展示は、6日間の短い期間の中で多くの人々にそのメッセージを届け、被災地への理解と関心を深めるための重要な機会となります。ぜひ、この機会に足を運び、被災地の思いや希望に触れてみてはいかがでしょうか。展示会場には、感謝の気持ちを込めた展示や、震災を乗り越えた人々の物語が満載です。お時間のある方はお立ち寄りください。