大分県初のシングルモルトウイスキーのお披露目
2025年4月18日、大分県竹田市に位置する久住蒸溜所で、「シングルモルト久住 THE FIRST」の完成を記念するお披露目会が行われました。この日、久住蒸溜所に集まったのは約100名のウイスキー愛好者と出資者たちで、素晴らしい初披露の瞬間を祝いました。
イベントの概要と趣旨
式典が始まると、バグパイプの生演奏により、華やかな雰囲気が会場を包みました。次に、久住蒸溜所の代表である宇戸田祥自社長が登壇し、参加者へ感謝の言葉を述べました。その後、竹田市長の土居昌弘様をはじめ、本坊酒造の社長や秩父蒸溜所の社長からも祝辞が贈られ、久住蒸溜所の挑戦とウイスキー文化の未来に対する期待が表明されました。
土屋守氏の乾杯の音頭で開始された祝宴では、製造責任者の武石裕氏が「シングルモルト久住 THE FIRST」の魅力を詳しく紹介しました。その後、参加者たちはこの新たなウイスキーの試飲を楽しみました。
シングルモルト久住 THE FIRSTの魅力
「シングルモルト久住 THE FIRST」は、4月23日より全国の酒販店にて販売が開始されます。主にバーボンバレルを使用し、リフィルカスクやシェリー樽とのブレンドによって、さまざまな風味を見事に実現した一品です。アロマは和柑橘やビワ、バニラ、バナナを感じさせ、上品な甘みが特徴です。味わいはバランスが取れ、優雅でありながらしっかりとしたボディがあります。
ウイスキー文化研究所の土屋守氏もそのテイスティングを行い、「奥深く、エレガントでバランスが非常に良い」と称賛しました。彼のコメントには、「久住の水と自然の恵みが溶け込んだ素晴らしい作品」との言葉が浮かび上がります。
ご来場者の声
多くの来場者からは「こんなに感動したファーストリリースは初めて」「香りの立ち上がりに驚かされた」「エレガントでオイリー」といった感想があり、皆がこの新たなウイスキーの素晴らしさを認識していました。
今後の展望
今後、久住蒸溜所では一般公開や見学プログラムを実施し、観光拠点として多くの人々にその魅力を発信していく予定です。また、シングルカスクやスモールバッチなど、多彩な商品の展開も検討しています。
久住蒸溜所の紹介
久住蒸溜所は、豊かな自然に囲まれたくじゅう連山の地でウイスキー造りを行っています。有限会社津崎商事が運営するこの蒸溜所は、2021年から製造を開始し、現在は5名のスタッフが日々ウイスキー造りに精を出しています。
大分県初のシングルモルトウイスキーとして誕生した「シングルモルト久住 THE FIRST」が新たなクラフトウイスキー文化を牽引する存在になることが期待されます。ぜひ、その味わいを皆さんも体験してみてください。