LINE NEXTと0x Consulting Groupが手を結びWeb3の未来を切り開く

LINE NEXTと0x Consulting Groupが新たなパートナーシップを締結

2025年3月11日、LINE NEXT Inc.と0x Consulting Group（以下、0xC）は、デジタルアイテムおよびWeb3技術の利用促進を目指す覚書（MOU）の締結を発表しました。この提携により、LINE NEXTが運営する「Dapp Portal」を利用して、さまざまな企業がデジタルサービスを展開できる環境を整備していくことが目的とされています。

Dapp Portalとは

Dapp Portalは、LINE NEXTが提供する分散型アプリケーション（Dapp）向けプラットフォームです。企業はこのプラットフォームを通じて、LINEメッセンジャーから直接アクセス可能なMini Dappを利用し、ユーザーに新たなデジタル体験を提供することができます。

2025年1月22日にリリースされたDapp Portalでは、すでに32本のMini Dappが提供され、リリースから10日で累計ユーザー数が1,000万人を突破しました。約1カ月間では、累計ユーザー数が3,500万人に増加しています。この間、一番人気のDappは170万人が利用し、収益で1位となったDappは約1億2,000万円を記録しています。

パートナーシップの目的と内容

今回のMOU締結により、LINE NEXTと0xCは以下の分野で協力し、デジタルアイテム市場の発展を目指します。

1. Dapp Portalの利用促進：企業がMini Dappを活用することでWeb3技術を取り入れたデジタルサービスの展開を可能にする環境を整備。
2. 業界横断的なMini Dapp活用事例の創出：エンターテインメントや金融、リテール、ゲーム、ヘルスケアなど多様な業界においてMini Dappの導入を推進。
3. マーケティング領域での連携：Dapp Portalを利用する企業のプロモーション施策を共同で企画し、ユーザーの定着を図る。
4. デジタルアイテム事業の推進：企業がデジタルアイテムを活用したビジネスモデルを構築できるよう支援し、新しいデジタル製品やサービスの共同開発を促進。

コメントに見る展望

LINE NEXTのWeb3ビジネス責任者、テウォン・キム氏は、「このMOUを通じて、企業と共に魅力的なデジタル体験を創造する機会が広がります」と述べています。彼はこのパートナーシップがWeb3エコシステムにおける新たな可能性を切り開く鍵になると考えています。

一方、0x Consulting Groupの創設者である細金恒希氏は、Mini Dappの直感的なデザインが多くの企業にとって新しいビジネスチャンスを開くと信じています。Dapp Portalの急成長を背景に、両社はより多くの企業がWeb3の可能性を活かし、新しいデジタル体験を提供できるよう支援することを誓っています。