国際経済オリンピック：初の日本開催に向けての動き

国際経済オリンピック（IEO）についての詳細

国際経済オリンピック、通称IEOは、スイスを拠点としている国際経済オリンピック協会によって運営されています。この大会は、世界中の高校生たちが金融および経済に関する知識やスキルを競い合う国際的なイベントです。特に金融と経済リテラシーの教育普及を目指しており、参加国から選抜された学生たちの熱い戦いが繰り広げられます。2018年から続くこの大会は、2027年に日本の東京で初めて開催されることが決定し、さらにはアジアでは2024年に香港で行われる大会に続くものです。

IEOでは、各国から1チームが参加し、主催国の日本は2チームが出場する予定です。チームは5名の代表選手と2名の引率者から構成され、競技は英語で行われます。その内容は、経済学、金融リテラシー、ビジネスケースの3つの科目です。

金融知力普及協会とエコノミクス甲子園の関わり

日本においては、金融知力普及協会が主催する「エコノミクス甲子園」において、優秀な高校生を選抜し、IEOに派遣しています。エコノミクス甲子園は、高校生が楽しみながら金融・経済について学ぶためのクイズ大会であり、地方大会での勝利を経て全国大会への出場権を得る仕組みになっています。全国優勝のチームには、ニューヨークでの研修旅行が贈呈される特典もあり、この大会が学生たちの夢の実現に寄与しています。

近畿日本ツーリストの役割と貢献

近畿日本ツーリストは、最近国際経済オリンピックのファンドレイジング・パートナーに認定されました。その役割として、協賛企業の募集や大会運営業務の支援を行います。長年にわたり、教育旅行や部活動支援を通じて学生たちの学びや夢の実現に寄り添ってきた同社が、IEOを通じてどのように経済学と金融リテラシーの普及を後押ししていくのか注目が集まります。

さらに、近畿日本ツーリストは「旅」を基盤とした情報交換、友好関係の構築、国際的なコミュニケーション、リーダーシップの育成の機会を提供し、学生たちの成長をサポートしていきます。これにより、国際的な視野を持つ将来のリーダーたちが育成されることを期待しています。