レコチョクグループ、韓国のDreamus Companyと新契約で音楽配信を拡大

レコチョクグループとDreamus Company、新たな音楽配信契約を締結

レコチョクグループ（株式会社レコチョク・株式会社エッグス）は、韓国に本拠地を置くエンターテック企業、Dreamus Company（ドリーマス・カンパニー）との間で楽曲配信サービス契約を結びました。この契約により、国内の音楽権利者はレコチョクグループが提供する音楽配信ソリューション「FLAGGLE」を通じ、またインディーズアーティストは「Eggs Pass」を介して、Dreamus社の音楽プラットフォーム「FLO」に楽曲を配信できるようになります。特に、「FLO」への配信開始は2026年上半期を予定しています。

提携の背景と目的

レコチョクグループは、自社とその関連会社であるエッグスとの協力を通じて、音楽権利者に向けた新しい音楽配信ソリューション「FLAGGLE」を提供しています。これは、音楽作品配信に関連する課題を解決するために設計されています。「FLAGGLE」の特徴は、世界基準の音楽配信環境を日本語でサポートする安心感です。システムの基盤には、音楽配信のネットワークを持つ米国のAudioSalad社のプラットフォームを導入しており、65か国以上への配信をサポートします。

アジアの音楽市場が成長を遂げる中、特に韓国の音楽ストリーミングサービス「FLO」との連携を強化することは、国内音楽の国際的な展開に寄与するものです。この契約締結の目的は、韓国市場における国内音楽作品の流通を拡大し、さらに多くのアーティストがその恩恵を受けられるようにすることです。個人アーティストも、「Eggs Pass」を経由して「FLO」へ楽曲配信が可能になることで、より多くの機会を得るでしょう。

今後の展望

今後、レコチョクグループは「音楽市場の最大活性化」を目指し、国内のアーティストの楽曲を国際的に展開するため、他の有力な音楽配信サービスとの提携を模索していく考えです。このような取り組みを通じて、音楽業界全体の発展に寄与することを目指します。

FLOとは

「FLO」は、韓国を代表する音楽配信サービスであり、1億曲以上の楽曲を提供するストリーミングサービスです。AIを活用して、個々のリスナーに特化したプレイリストを提供し、ユーザーが気に入る楽曲との出会いをサポートします。FLOを運営するDreamus Companyは、音源やアルバム流通、公演、MD関連など、音楽IP全般にわたる統合ソリューションを提供している企業です。

2025年11月には、Global Fan Business専門企業であるbemyfriendsの買収により、Dreamus Companyは音楽とファンダムを結びつけるビジネスバリューチェーンを確立する計画です。これは、国際的なファンダムビジネスの発展を支援する一環であり、さまざまなイベントやプロジェクトを通じて達成されます。