ASUSが新たなAI機能搭載のZenbookとVivobookシリーズを発表

ASUSが発表した新たなノートパソコンシリーズ

2024年9月5日、ASUS（ASUSTeK Computer Inc.）はドイツ・ベルリンで行われたIFA ASUS MEDIA DAYで、新たにAI機能を搭載した「Zenbook」「Vivobook」「ExpertBook」シリーズの発表を行いました。これらの新しいモデルには、インテルの最新プロセッサーである「Core Ultraプロセッサー（シリーズ2）」が搭載されており、特にAI機能が強化されています。予約受付は2024年9月20日から開始される予定です。

AI機能の進化

新型Zenbook S 14 UX5406とVivobook S 14 S5406には、ASUS独自のAIアプリ「StoryCube」が搭載されています。このアプリでは、利用者が撮影した写真や動画を自動的に整理してくれ、ハイライト動画の作成も可能です。これにより、ユーザーは手間をかけずに思い出を簡単に管理できるようになります。

一方で、ExpertBook P5 P5405は法人向けに特化しており、AI機能が充実しています。このノートパソコンには、「ASUS AI ExpertMeet」が搭載されており、会議の内容をリアルタイムで文字起こしし、簡単に議事録を作成することが可能です。また、AI Translation機能を利用すれば、他言語への翻訳もスムーズに行え、ビジネスシーンでの支援が期待されます。

効率的な作業環境の実現

すべてのモデルにはWindows Copilotキーが搭載されており、即座にAI機能を活用することができます。特に、Copilotを利用することで、複雑な作業がシンプルに行えるようになり、作業の生産性が向上します。追加機能として、Copilot＋ PCは2024年11月下旬からの無償アップデートで提供される予定です。

デザインとスペック

ASUS Zenbook S 14 UX5406

このモデルは、圧倒的な薄さとデザイン性が特徴です。新しいインテル Core Ultraプロセッサー（シリーズ2）を搭載しており、NPUは最大47TOPSを実現。薄さ最薄部11mm、重さ約1.2kgと、軽量かつ持ち運びやすい設計となっています。さらに、海洋プラスチック素材をリサイクルしており、環境への配慮も忘れていません。2024年10月以降の発売が予定されています。

ASUS Vivobook S 14 S5406

このモデルも新しいプロセッサーを搭載しており、日常的なタスクからAI機能の活用まで、多様なニーズに応えられるスペックを兼ね備えています。14型の有機ELディスプレイと、最薄部13.9mm、約1.3kgの軽量設計が特徴です。最大27時間のバッテリー駆動で、長時間の使用にも耐えうる性能です。

ASUS ExpertBook P5 P5405

このノートパソコンは法人向けに調整され、AI機能を最大限に活かした設計が施されています。新しいインテル Core Ultraプロセッサー（シリーズ2）の搭載により、NPU最大48TOPS、プラットフォームTOPS最大120TOPSを実現しています。最薄部16.45mm、重さ約1.29kgと、持ち運びやすい設計ながらも、ビジネスシーンでの効率を追求しています。