2025年における固定インターネット回線とホームルーターの顧客満足度調査結果を発表

J.D. パワーが発表した2025年の顧客満足度調査結果について

顧客満足度に関する調査を行うJ.D. パワーが、2025年の固定インターネット回線とホームルーターに関する詳細な満足度調査を発表しました。この調査は毎年行われており、これで12回目の実施となります。データは2024年12月中旬に収集され、固定インターネット回線サービスを利用している約16,196人、ホームルーターサービス利用者からは約3,000人の意見を得ています。

総合満足度の結果

調査の結果、総合満足度において固定インターネット回線が584ポイント、ホームルーターが545ポイントとなりました。この結果、固定インターネット回線が前年の28ポイント差から39ポイント差に拡大し続けていることが顕著です。前年比で見ると、固定インターネット回線はわずかに向上しましたが、ホームルーターは評価が下降しました。

通信品質の満足度

通信品質が総合満足度に与える影響は非常に大きいとされており、固定インターネット回線の評価は622ポイント、ホームルーターは564ポイントという結果となりました。この58ポイントの差は、前年同様に大きな影響を持っています。特に、固定インターネット回線の通信品質には改善が見られる一方で、ホームルーターの評価は横ばいであり、接続の安定性に関する不満が多いとされています。

コールセンターサポートの評価

ホームルーターに関する調査では、特にコールセンターサポートの評価が前年から26ポイントも下落しました。オペレーターへのつながりや対応の迅速性が指摘され、『急にインターネットに接続できなくなる』というトラブルが増加し、回答者からの不満が相次いでいることが報告されています。

各エリアの満足度ランキング

J.D. パワーの調査結果によると、固定インターネット回線においては、各エリアごとの満足度ランキングが発表されました。例えば、関東エリアではNURO光が617ポイントを獲得し、9年連続で満足度ナンバーワンの地位を誇っています。同様に、関西エリアではeo光ネットが643ポイントでトップを獲得しました。