信州白馬八方温泉しろうま荘が新たな運営体制でおもてなしを更新

信州白馬八方温泉しろうま荘、新たな一歩を踏み出す

信州白馬八方温泉に位置する老舗宿「信州白馬八方温泉しろうま荘」が、2025年8月より新たな運営体制に移行します。この変更は、地域に根ざしたおもてなしを大切にしつつ、持続可能なサービスの確立を目指しています。この度の共同運営には、株式会社リナシェンテが加わることとなり、訪れる宿泊客に、さらに充実した体験をお届けするための取り組みが期待されます。

家庭的なおもてなしが魅力の宿

信州白馬八方温泉しろうま荘は、1930年に創業し、多くの宿泊客から愛され続けてきました。ここは、日本の民宿発祥の地としても知られており、スキー客や登山客などが集う場所として、長年の歴史を築いてきました。茶室や和室の落ち着いた雰囲気、山々の美しい景色に囲まれた和の空間で、宿泊客は日常の喧騒から解放され、心身ともにリフレッシュできます。

歴史を感じる館内の装飾

「しろうま荘」の本館には、江戸時代から受け継がれた柱梁が使用されており、その歴史を感じさせる趣あるデザインが施されています。1998年に長野冬季オリンピックを迎え、新たな建物が建設されましたが、その際にも、先代から受け継いだ構造部材が巧みに組み込まれており、昔ながらの良さを今に伝えています。館内のいたる所には、囲炉裏や木曽漆器を用いた中庭など、日本の原風景が広がっています。

客室から望む北アルプス

「しろうま荘」には、本館と別館の二つの棟に様々な和室が揃っています。本館では、山野に咲く草花から名付けた客室が用意され、全室異なるデザインで、北アルプスの景色を楽しむことができます。一方の別館は、全室が山々の絶景を望むことで、静かで詩的な雰囲気を醸し出しています。季節ごとに表情を変える自然の美しさを、客室から楽しむことができるため、多くの宿泊客が訪れています。

贅沢な美人の湯

「しろうま荘」では、美肌効果が高いとして知られる白馬八方温泉が楽しめます。この温泉は、100%天然源泉を使用しており、硬質の多胡石をあしらった湯殿は落ち着いた空間として人気があります。アルカリ性単純泉は、肌をなめらかに整え、訪れる人々の疲れを癒します。標高約770メートルに位置するこの名湯は、自然に囲まれた環境での贅沢なひとときを提供してくれます。

地元の味わいを堪能

宿の料理は、宿主が先代から受け継いだ郷土の味を大切にしています。白馬の旬の食材をふんだんに使用し、健康的で素朴な料理を心がけています。地元で育まれた豚肉や山菜、川魚などは、源流の清らかな水とともに、家庭の味を毎回提供してくれます。訪れる度に違った発見がある、心温まる食事が魅力です。

世界も認めた宿

「しろうま荘」は、2012年に「World Luxury Hotel Awards」のスキーリゾート部門で世界一を受賞しており、国内外から高評価を取得しています。ここでの毎日のおもてなしは、個々のお客様に寄り添った心温まる接客に支えられています。今後は、新たな運営体制により、訪れるすべての人に感動を提供し続ける宿を目指しています。

四季の魅力を発信する宿へ

冬のウィンタースポーツだけでなく、夏のグリーンシーズンにおける活動も魅力的に展開していく方針です。四季折々の白馬の自然を体感し、観光客に新たな体験を提供することで、地域発展にも寄与することを望んでいます。

2025年8月から始まる「信州白馬八方温泉しろうま荘」の新たな運営体制に、期待が高まります。地域の魅力を活かし、さらなるおもてなしの進化を遂げるこの宿は、心豊かな体験を提供するために、これからも努力を続けていくことでしょう。