株式会社ポニーキャニオンが、米国ロサンゼルスで「グローバル元年」を宣言し、積極的な海外展開を本格化させると発表しました。
7月3日、ハリウッドにあるJAPAN HOUSE LOS ANGELESにて開催されたプレスカンファレンスには、日米の報道陣を含む約130名のゲストが集まりました。
同社代表取締役社長の吉村隆氏は、挨拶の中で「私の夢でありポニーキャニオンの大きな目標、それは『グラミー賞』を獲ること。そして『アカデミー賞』も獲ることです。少なくともノミネートされたい。皆様のお力でその夢に、その目標に向かわせてください」と力強く語りました。
吉村社長の熱いメッセージに、曽根健孝在ロサンゼルス日本国総領事は「アニメやエンタメにはボーダーがないはずなのに日本人は遠慮しがちな傾向があるので、吉村社長の夢がとても気に入りました。夢を大きく抱かなければ大きな目標を達成することは不可能です。弛まぬ努力を継続し決して諦めないでください。JAPAN HOUSEと共に我々は今後も皆様の未来や冒険をサポートし続けます」と激励の言葉を贈りました。
また、JAPAN HOUSE LOS ANGELES館長の海部優子氏は「日本のコンテンツの広範囲な発信のためにはより多くの機関・企業がより精力的に相互支援を行う必要がある」と述べ、ポニーキャニオンの取り組みへの期待を表明しました。
ポニーキャニオンは、米国における活動拠点として、PONYCANYON USA INC.を再始動させました。同社の最高経営責任者である横尾友美氏は、グローバルエンターテイメント・カンパニーとしてのこれまでの経緯と今後の展望を語りました。
さらに、同社の最高戦略責任者であるガブリエル・ブロック氏は、2つの共同新規事業「W KAWAII」と「New Global Rock Artist」を発表しました。
「W KAWAII」は、アソビシステム株式会社、Activ8株式会社、ポニーキャニオン、PONYCANYON USA INC.による多角的な体制で、グローバルなアイドルグループを創出するプロジェクトです。
「New Global Rock Artist」は、日本のラウドロックシーンで活躍するGRIPと、米国拠点のレーベルHopeless Recordsとのパートナーシップにより、新たなバンドやアーティストを育成するプロジェクトです。
ポニーキャニオンは、これらの取り組みを通じて、国や文化の壁を超えたグローバルな成功を目指しています。