AI導入で進化する損害保険ジャパンの人材育成プログラムの全貌

損害保険ジャパン株式会社（以下、損保ジャパン）は、2025年4月から新たに開講する保険募集人育成プログラム「SOMPO Agent Academy」において、学習管理システムとしてユームテクノロジージャパン株式会社（以下、ユーム）のAI学習プラットフォーム「UMU」を採用すると発表しました。このプログラムは、損害保険業界の変化に対応するための大きな一歩を踏み出すものです。

背景と課題

近年、損害保険業界では環境の変化やお客様の価値観が多様化していることから、保険募集人に対する初期教育や専門知識の強化が求められています。これまでも損保ジャパンでは動画コンテンツやeラーニングを通じて教育プログラムを提供していましたが、依然として募集人の育成にはばらつきが見られました。そこで、同社は質の高い人材を育成するために「SOMPO Agent Academy」を立ち上げることを決定しました。

SOMPO Agent Academyの特徴

「SOMPO Agent Academy」は、全ての代理店と募集人を対象にした新しい教育プログラムです。このプログラムでは、代理店の特性や募集人のレベルに応じたカリキュラムが用意されており、基礎知識から実践スキルまでを段階的に習得できます。

特に注目すべきは、AIを活用した学習のカウンセリング機能です。UMUを使用することで、受講者の強みと弱みを可視化し、個別にサポートを行います。これにより、受講者は自身のスキルを確実に向上させることができます。

ベーシックコースの詳細

2025年4月から提供される「ベーシックコース」は、特に損害保険業務未経験者や新米募集人を対象としています。このコースでは、オンライン学習と実践練習を組み合わせて、質の高い募集人を育成することを目指します。コースは最長6か月にわたり、受講者は「お客様信頼品質基準」を満たすためのスキルと知識を身に着けることが期待されています。

このプログラムを通じて、応募者は「世のため・人のため」というマインドセットを持ち、保険商品についての知識、提案スキル、さらにはクライアントに対する深い理解を養います。