BotifyとGoogle Cloudの提携
2022-03-15 10:30:02
BotifyとGoogle Cloudが提携強化、収益増加を実現する新ソリューション発表
BotifyとGoogle Cloudが提携強化
Botifyは、2022年3月14日にGoogle Cloudとのさらなるパートナーシップ拡大を発表しました。この提携の一環として、同社の新たなソリューション「SpeedWorkers」がGoogle Cloud Marketplaceで提供されることになりました。これにより、Google Cloudのユーザーは、Botifyの提供する効率的なSEOツールを簡単に利用できるようになります。
SpeedWorkersの概要
SpeedWorkersは、特にJavaScriptを多用したウェブサイトにおいて、SEOタスクの自動化を目的としたBotify Activationスイートの一部です。このソリューションは、数千から数億のページを持つサイトにおける無駄なトラフィックを削減するために設計されています。実際、企業のウェブサイトでは平均で約50パーセントのページが検索エンジンによって発見されていないというデータもあります。これに対処するため、BotifyはSpeedWorkersを通じて、検索エンジンに最適なバージョンのウェブサイトを提供し、より多くのページを効率的にクロールする仕組みを実現します。
期待される効果
この新しいソリューションの導入により、企業はウェブサイトのページがより多くインデックスされることが期待され、結果としてオーガニック検索からのトラフィックや収益が大幅に増加することが見込まれます。また、SpeedWorkersは特に、マーケティングチームと開発チームの間のコミュニケーションギャップを埋める効果も期待されます。限られたリソースの中でSEO業務に時間を取られることなく、開発者は本来の業務であるユーザー体験の向上に集中できるようになるのです。
BotifyのCEOのコメント
Botifyの共同設立者兼CEOであるAdrien Menard氏は、「BotifyとGoogle Cloudの組み合わせにより、ブランドはアクティブなEコマース戦略を加速し、ユーザーと検索エンジンボット双方にとって最適なデジタル体験を提供できる」と述べています。特に、プライバシー対策が強化される中で、ファーストパーティデータの重要性が増している今、オーガニック検索の役割がこれまでにないほど重要になっています。Botifyは、顧客がデジタルプレゼンスを最大限に活用し、トラフィックや売上を伸ばすための支援をすることに注力しています。
Botifyの成り立ちと活用実績
Botifyは2012年に設立され、以来Google Cloudと連携し、BigQueryにより顧客の重要な検索データを保存・分析しています。この際に得られるデータは、Botifyのアナリティクスおよびインテリジェンススイートの根幹となり、ブランドが収益を上げるための最適化に必要なインサイトを提供しています。
現在、BotifyはExpediaやMacy's、L'Oréalなどの多くの大手企業で活用されており、eコマースから旅行、メディアなど様々な業界での実績を誇ります。また、Salesforce Commerce CloudやGoogle Cloudなどの大手テクノロジー企業と提携し、グローバルにサービスを展開しています。
資金調達においては、8200万ドルの支援を受けており、ニューヨーク、シアトル、パリ、ロンドン、シンガポール、日本にもオフィスを展開する急成長中のSaaS企業です。
おわりに
BotifyとGoogle Cloudのパートナーシップは、企業のデジタル戦略を大きく変革する可能性を秘めています。特にSEOの重要性が増す中で、トラフィックと収益の拡大に寄与する新しいソリューションの登場に期待が寄せられています。今後のBotifyの展開から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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Botify Japan株式会社
- 住所
- 東京都港区赤坂2-23-1アークヒルズフロントタワーRoP701 SUパートナーズ合同会社内
- 電話番号
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