パーシー・セラティの名著が約60年ぶりに新訳で登場！

現代ランニングの巨星、パーシー・セラティの名著が新訳で発売

陸上界に名を刻む巨星、パーシー・セラティ氏の大著、『陸上競技：チャンピオンへの道』が約60年ぶりに新訳として日本で再登場しました。この著書は、ただの陸上競技のマニュアル本ではなく、自然主義を基にしたスポーツ哲学が盛り込まれており、ランニングを愛するすべての人々の心に響く内容となっています。

書籍の特徴と内容

木星社により2022年4月7日に発刊されたこの新訳は、翻訳家の近藤隆文氏によって訳されました。カバーアートは、アーティストのニシクボサユリが手掛け、デザインにはTsukurusが関わっています。本書は四六判上製本で、定価は3,400円となっています。

この書籍は、心身を病んだ際にランニングに本気で取り組むきっかけとなったセラティ氏が、あらゆるアスリートに向けて書いたものであり、運動を通して自らを見つめ直し、日々の生活を豊かにする手助けをしてくれる存在です。セラティは、1960年のローマオリンピックにおいてオーストラリア代表監督として金メダリストを支え、多くのトップランナーを育てた経歴があります。

思想の根底にある自然主義

本書では「ナチュラルランニング」という概念が強調されており、体と心を結びつけ、自然の中で走ることによって得られる多くのメリットが語られています。セラティ氏の教えは、ただのフィジカルトレーニングを超えており、精神的な成長と自己表現という側面にも光を当てています。彼の指導を受けたアスリートたちは、テクニカルなスキルだけでなく、自己との対話によって競技力を高めていったのです。

選手たちへの影響

セラティ氏は、文学や哲学にも親しみ、教育者としての顔も持つ人物でした。彼のコーチングのスタイルは、単なるスピードや記録だけではなく、選手一人ひとりの人生を豊かにする方向に向けられていました。このような考え方は、多くの選手たちに影響を与え、今日のスポーツ界にも色濃く残っています。

お求めは全国の書店で

新訳『陸上競技：チャンピオンへの道』は、全国各地の書店や、Amazon、楽天、公式ストアなどで購入可能です。特にランニングに興味がある方や、自己改善を目指すすべての人々にとって、必読の一冊となるでしょう。

さらに、この書籍は、スポーツやアートに興味を持つ幅広い層の読者へもアプローチしており、今後、同社からの新たなタイトルの刊行も期待できます。