サステナブルな未来にむけたOEKO-TEXⓇVisionの展示とセミナー開催

OEKO-TEXⓇVision ～サステナブルな未来へ～

2019年2月12日から15日まで、東京ビッグサイトで行われる「東京インターナショナル・ギフト・ショー春2019 The 5th LIFE×DESIGN」にて、OEKO-TEXⓇVisionが特別エリアとして展開されます。このイベントでは、持続可能な未来を視野に入れたエシカルなものづくりを推進する「BIO HOTEL JAPAN」とのコラボレーションにより、サステナビリティゾーンが設けられます。

世界が求めるサステナブルな取り組み

近年、アパレル業界は石油業界に次いで環境への負荷を大きくかける実態が明らかになっています。デザインや価格だけでなく、企業の社会的責任や、環境への貢献が強く求められる時代です。このような中、OEKO-TEXⓇは世界最高水準の安全性を持つ製品や企業を集め、サステナブルな取り組みの確立を目指します。

OEKO-TEXⓇ認証を取得した商品は、200㎡の広さを誇る特別エリアに集結し、その革新性や安全性を多くの来場者に伝えます。このエリアでは約100点の「エコテックス®スタンダード100」に認証された製品が展示され、繊維業界の新たなスタンダードが求められています。

特別セミナーの開催

展示初日の2月12日には、SDGsに関する著書があるモニターデロイトの藤井麻野氏や、著名なファッションディレクター干場義雅氏を迎え、特別セミナーも開催されます。タイトルは『サステナブルへの日本の消費者意識と、SDGsを見据えた世界の先を行く取り組み』で、13時30分から開催予定。事前申し込み制ですが、定員100名がすでに人気を集めています。参加希望者は早めの申し込みをお勧めします。

新しい展示内容と取り組み

特別エリアでは、トレーサビリティ証明「MADE IN GREEN®」の国内初展示や、従来の白衣の概念を覆すOEKO-TEX®ラボコートが初登場。これにより、安心して製品を使用できる背景が紹介され、来場者はその重要性を体験することができます。また、展示には10社のブースも併設され、幅広い視野からエコテックス認証の重要性や、持続可能な製品開発を学ぶことができます。

エコテックスⓇ認証とその意義

OEKO-TEX®認証は、世界中で広がる繊維の安全証明として、300種類以上の有害物質を対象にした確認試験を行うことで、その製品が安全であることを証明します。特に日本市場においては、各種規制をクリアした製品の安定供給が求められており、エコテックスの取り組みが注目されています。

製品から生産背景まで、消費者が安心して選択できる情報開示が必要な中で、具体的な取り組みを示すOEKO-TEXⓇの存在こそ、今後の繊維業界の行く先を示す重要な一歩となるでしょう。