新しい遊びの形
2019-08-27 10:00:07
エンターテイメントと技術が融合する『CYBER WHEEL X』の可能性を探る
新しい次元を切り開く『CYBER WHEEL X』
近年、パラスポーツに対する関心が高まりつつある中、新たな取り組みが登場しました。それが、RDSと1-10が共同開発した『CYBER WHEEL X』です。このプロジェクトは、単なるゲームを越えて、パラスポーツの魅力を広めるための新しいエンターテインメント体験を提供します。
エンターテインメントとしての魅力
『CYBER WHEEL X』は、VRで体験する車いすレースやマラソンに焦点を当てており、普段触れることの少ないパラスポーツの世界を身近に感じられる設計となっています。特に、一般の方々がこの新しい体験を通じて、パラスポーツへの理解が深まることが期待されています。
2017年に発表された初代『CYBER WHEEL』から進化を遂げ、この新バージョンでは、西暦2100年の東京を模したコース設定や通信による対戦が可能になりました。これにより、競技を知らない方でも楽しめる体験が実現したのです。
技術の革新
『CYBER WHEEL X』では、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)との協力により、ハンドリム技術が導入されました。これにより、レース中の難易度が増し、よりリアルな体験が可能になりました。例えば、上り坂では負荷がかかり、下り坂では加速する仕組みが取り入れられており、実際の車いすレースに近い感覚を味わえます。
さらに、トレーニングモードが新たに追加されたことも注目すべき点です。トップレーサーとのデータ対戦や、ハンドリムの回転数を確認できるため、パラスポーツ選手にとってはトレーニングの一環としても活用されることでしょう。
想いを共有するプロジェクト
この取り組みに賛同する多くの企業が集まい、導入や協業が進んでいます。プロジェクトの目標は、2020年に向けて、パラスポーツの魅力を広めることだけでなく、様々な人々とつながりを深め、共に新しい未来を描くことです。
インタラクティブな体験
『CYBER WHEEL X』の特徴には、身体フィードバック機能や3D都市空間への没入感が含まれています。これにより、体験者はリアルタイムでレースの起伏を感じながら、新たな感覚を楽しむことができるのです。また、筐体のデザインも進化しており、LEDの発光により映像との連動が実現されています。
未来への挑戦
RDSおよび1-10の代表者たちは、今後も『CYBER WHEEL X』を進化させていく意欲を語っています。特に、エンターテインメントと福祉の融合を目指し、新たな技術的な挑戦が期待されています。シーティングデータの取得など、新しいアイデアも次々と生まれ、魅力を増すことでしょう。
体験機会の拡大
8月28日からは、東京ソラマチ® イーストヤード5F「PLAY5G 明日をあそべ」で実際に『CYBER WHEEL X』を体験できます。この機会を通じて、多くの方々が新しい世界を体感し、パラスポーツへの興味を持つきっかけになることを期待しています。
『CYBER WHEEL X』は、まさに未来のエンターテインメントの形を示すものです。テクノロジーがもたらす新しい遊びの形に、私たちは改めて目を向ける必要があります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社RDS
- 住所
- 埼玉県大里郡寄居町赤浜1860
- 電話番号
-
048-582-3911