日本生命やBEAMSも参加！WebサービスBCCKSの広告配信テスト開始

WebサービスBCCKS、新たな広告配信テストを開始

2007年7月に設立された株式会社BCCKS（ブックス）が運営するWebサービス『BCCKS』。誰でも簡単にWeb上に雑誌や写真集、小説などを制作できるプラットフォームとして知られています。2008年2月末から一般ユーザー参加によるオープンテストを開始し、月間訪問者数約110万人、月間総PV数約3000万人を誇るまでに成長を遂げました。

この度、BCCKSは新たな取り組みとして、広告配信サービスのテストを開始しました。日本生命やBEAMSといった企業が参加し、サービスの有効性や広告効果の検証を行います。

雑誌広告とWeb広告の融合

BCCKSの広告配信サービスは、雑誌広告とWeb広告のメリットを融合した点が特徴です。見開き形式のビジュアルインパクトの強い広告を、BCCKS内のメディア（ブック）に配信掲載します。雑誌広告のような訴求力の強さに加え、Web広告のスピード感やセグメント性の強みを併せ持っています。

ユーザーが作成したブックの表紙後、記事中、奥付け前といったページに広告が掲載されるため、自然な形でユーザーに広告を届けられます。生活者の目線に近く、共感を得やすい場所に広告枠を用意することで、企業と生活者間のコミュニケーションを促進します。

新しい広告体験とエンゲージメント強化

従来のバナー広告やテキスト広告とは異なり、BCCKSの広告配信サービスは、生活者の感性や感覚に訴求することを目指しています。これにより、企業や商品・サービスのブランドイメージ形成、認知向上、購入意欲の促進といった効果が期待できます。

さらに、BCCKSは、企業にとって生活者とのエンゲージメント強化の機会を提供します。既存のWeb広告にはない新たな広告効果や広告価値を創出することで、企業と生活者の新たな関係性を構築することを目指しています。

BCCKSの今後の展開

広告配信サービスに加え、BCCKSは「BCCKS CENTER」サービスや、littlemoreとの共催による写真集公募展といった企画も展開予定です。「BCCKS CENTER」は、BCCKS内に公式の専門書店のような特設ページを用意するサービスで、企業によるスポンサードも可能です。

また、今回の広告配信テストに合わせて、ブックビューワー機能も大幅に変更されました。ブック紹介コメント、書評、ブログパーツ、パーマリンクなどの「ブック情報」がブックとともに表示され、ユーザーにとってより便利なサービスとなっています。

BCCKSの概要

BCCKSは、デザイナー松本弦人がコンセプトデザインおよびアートディレクションを手掛けたWebサービスです。多様な経歴を持つメンバーが集まり、「編集」「デザイン」を切り口に、Webの可能性を追求しています。プレサイトは2007年8月にオープンし、2008年2月28日からオープンテストを開始しました。