美しき梵字の世界へようこそ
2025年4月1日から4月30日まで、表参道のアイデアギャラリーにて「徳山暉純梵字仏教美術展覧会」が開催されます。この展覧会は、徳山暉純氏の貴重な梵字作品を中心に据え、仏教の美が織りなす独自の芸術世界を存分に楽しむことができます。2023年に上野の森美術館で行われた前回の個展では、わずか5日間で3,000名以上の来場者を記録し、その人気の高さが話題となりました。
今回の展覧会では、梵字の継承というテーマを掲げ、認定梵字作家による新しい作品も多く展示される予定です。来場者は、梵字から新たな美の煌めきを感じることができるでしょう。
梵字の歴史
梵字は、古代インドの言語、サンスクリット語に由来します。仏教とともに日本へ伝来し、悉曇文字とも称されています。この文字は、仏教の経典を書くために使用され、長い歴史の中で弘法大師空海たちによって密教として発展しました。この過程で梵字は、文字そのものが仏を象徴するものと捉えられ、古くから多くの信仰を集めてきました。
特に日本では、神社仏閣において大切にされてきた梵字は、家庭や国家を守るための護符としても位置付けられています。その大切さは2025年4月に予定されている展覧会でも顕著に見られ、世界中の家庭と国家の安泰を願う祈りが込められています。
展覧会の見どころ
展覧会では、著名な作家、徳山暉純氏の作品が多数展示されます。徳山氏は1976年から日本の文化を発信し続け、多くの著書を持っていることでも知られています。特に「梵字手帖」は35年間にわたってロングセラーを記録し、梵字悉曇学の理解を深めるための貴重な一冊となっています。
展覧会には、彼の作品のほかに、則作家による新しい梵字作品も展開されます。この機会に、仏様を表す梵字との出会いを通じて、自身の心の中にある仏様との再会を経験することができるかもしれません。この美しい文字が持つ力に触れ、古来の祈りの世界へと思いを馳せる特別な時間を、ぜひお楽しみください。
開催情報
- - 会期: 2025年4月1日〜4月30日(毎週月曜日は休休)
- - 会場: アイデアギャラリー, 東京都港区北青山3-6-26 QC Cube 北青山36 3F
- - アクセス: 銀座・千代田・半蔵門線「表参道駅」B2・B4出口から徒歩3分
- - 開館時間: 11:00〜17:00(最終入場16時30分)
- - 入場料: 無料(予約不要)
- - 主催: 一般財団法人聖徳學院
まとめ
この展覧会は、ただ見るだけではなく、深い Spiritual な体験を提供する場でもあります。家族や国家への祈りを込めた梵字の作品と共に、仏教美術が持つ神秘の世界へぜひ足を運んでみてください。徳山暉純氏の手による梵字が、皆様を新たな感動で迎えてくれることでしょう。