消防団を中心に地域防災力を強化する大会が開催されます

消防団を中核とした地域防災力充実強化大会のご案内

最近、地域防災の重要性が高まる中で、消防団がその役割を果たすことが期待されています。昨年、臨時国会で「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」が成立し、これに基づく地域防災の強化を目的とした『地域防災力充実強化大会』が、今後の取り組みを進めるきっかけとして位置づけられています。大会では、地域の企業や団体、住民が協力して地域防災力を高めていこうという趣旨が広く伝えられ、必要な参加が促されています。

大会の詳細

- 日付 : 平成26年8月29日（金）
- 時間 : 13:30～16:00
- 場所 : 東京国際フォーラム（東京都千代田区丸の内三丁目５番１号）

プログラム内容

大会は司会の平野啓子氏によって進行されます。プログラムには、以下のような内容が盛り込まれています：

1. 開会式
2. 各地での活動事例発表
- 防火クラブによる災害時の体制整備（福岡市）
- 総合防災訓練の実施（墨田区）
- 医療機関との連携（茨城県日立市）
- 福祉施設との連携（福島県桑折町）
- 水防活動の協力事例（茨城県龍ケ崎市）
- 津波防災対策（高知県黒潮町）
- 女性団員によるPR活動（三重県津市）
3. 意見交換の時間
4. 大会の総括

特に実演を交えた事例発表では、各地の消防団がどのように地域の防災力を高めているかを具体的に理解できる内容が紹介されます。例えば、三重県の津市では女性消防団員による「火災無子の防災教室」を通じて、火災や災害時の対応について楽しく学ぶ機会が設けられています。このような取り組みから、子供や高齢者を含む地域の全ての人々が安心して暮らせる防災意識を育てることが重要です。

また、宮城県の気仙沼市においては、少年消防クラブが総合防災学習を通じて、自助と共助の意識を育む活動を行っています。これらの活動は地域社会における防災力の根幹をなすものであり、参加者にはそれぞれの地域の取り組みを持ち帰り、自らの地域に活かしてほしいと考えています。